今度は、無線機の修理です。

おはようございます。Tomです。昨日、プリアンプを仕上げてから、今度は無線機(HF機:FT-747)の修理をしています。この無線機は、いつも会社の帰りにコンタクトして頂いているローカルのSさんからの依頼品です。
Tomは、無線機の内容については詳しくないし、ましてやHF機ですので自信は無いのですが、ダメモトで挑戦。

1.まずは症状を確認
  まず、電源とアンテナケーブルを接続し、電源ON!症状を確認しました。最初、電源ONした状態では、音声が聴こえません。10分ほどすると突然受信が聞こえ出します。これは、どこかの部品の半田不良と思われます。

2.HPで記事探し
 HPで同様な不具合の修理記事を2件ほど見つけました。この2件の方は、ローカル基板が怪しいと言っています。そこで、ローカル基板のいたる所を手で触れてみると、受信が低くなるところがありました。写真の丸で括った場所です。これはラッキー!
http://jf1vru.blog65.fc2.com/blog-entry-49.html
http://blog.goo.ne.jp/yqh94145/e/e800f961a9c45568007c77f3ad6ea320

3.部品を外し、足をヤスリがけ、再半田。
 先ほどのエリア、特にトランジスタを中心に部品を取り外し、いつもの様にヤスリがけ、その後再半田付けを行いました。

4.確認・・・・・でも・・・・。
 基板を元に戻し、電源ON!。ちゃんと聴こえます。見事に直ったかと思われました。
しかし・・・・・・20分くらいすると、突然また聴こえなくなりました。
ここではなかった様です。残念。

5.また、基板に振動を与える。
 ここじゃないことが判ったので、また振り出しに戻りました。歯ブラシの柄を使って、基板のいたるところに軽く衝撃を与えました。それと同時にHPで更に情報を検索。あんまり情報が無いなあ〜。その時、一件の記事が見つかりました。
http://sen.air-nifty.com/new_blog/2007/08/ts-850s-00a1.html
その人の故障箇所は、フィルター基板のダイオードとコイルの接触不良で、完全に直ったという記事。これはいける!

6.フィルター基板がどうも怪しい。
 フィルター基板をあちこち手で押してみると・・・・突然音が聴こえなくなる場所があった。『ここだ!間違いない。』何度かやってみる。再現するようです。

7.フィルター基板を取り出し
 このフィルター基板の丸で囲った部分が怪しいです。


8.部品を取り出し、ヤスリがけと、再半田付け
 この部分の部品をすべて取り出し、先ほどと同じようにヤスリがけを行い、再半田付けを行いました。また、ついでですので、今後のことも考えて、この基板のほかの場所も再半田付けを行いました。

9.アルコールで基板を洗浄
 いつものように、アルコールと歯ブラシで、基板の裏面を洗浄し、ごみやカスを取り除きます。そして、ルーペを使用し、ショートチェック。大丈夫のようです。


10.受信の確認
 基板を元に戻し、スイッチON!。聴こえます。何度かスイッチをON/OFFしても安定して聴こえます。この状態で、2日くらい様子を見たいと思います。現在修理から2時間経過していますが、今のところ問題なしです。