大震災5日目

震災から5日目。
今日は震災から5日目の3/15(火)。朝6時に起床、今日は昨日とはうって変わって結構寒い。昨日は、22℃まで気温が上昇したが、今朝は、曇り空で最低気温5℃。
この20℃近くの温度差は身体にこたえる。


1.燃料の確保その1
今日は、近所のガソリンスタンドに並んでみよう。スタンドまでは250mほどなので、わざわざ車で行く必要が無い。携行タンク(20リッター)を一輪車に乗せて歩いて向かった。
スタンドにはすでに数台の車が並んでいた。このスタンドはそこそこ大きいので、備蓄はあると思うが、昨日はかなり販売したのだろう、スタンドの入り口の看板には、『品切れ』の大きな文字が・・・・。あきらめて帰ろうかなと思ったが、車はどんどん並んで来るのであきらめずには居られない。7時・・8時・・8時半並んでから
待つこと約2時間。このスタンドの開店時間は、平日7:00からで土日は8:30からである。非常時だとはいえ、すでに休日の開始時間を過ぎているが職員が来ていない。2〜3人おじさん(私もおじさんだが、私より上)が『昨日で品切れだったんだから、今日はやらないな〜』とか何とか言い出した。やらないんじゃ、もう帰ろう。皆のように車の中なら我慢できるが、Tomは外、しかもずーと立ちっぱなし。雨も降ってきたので、家に帰ることにした。
朝食後、あれから30分くらい経過しただろうか、ふと窓からスタンドを見ると開店してみんなガソリンを入れているではないか?もう手遅れ。残念である。今日は諦めて、明日にしよう!

2.雨空、そして寒い一日
今日は、雨模様なので、ソーラーは発電できない。従って、地デジのテレビもおあずけ。仕方ないのでバッテリー仕掛けのテレビを見るしかない。しかも、一日見るには小さな液晶テレビである。
そして、寒い。そして暗い。本も読めやしない。ガソリンのことを考えると、外にも行けない。まあ、外出しても店が開いていないから意味が無い。今日の一日は、リビングのソファ−の上で毛布に包まって、小さなテレビを見るしかなかないと決めた。幸い、昼は昨日作った暖かいトン汁の残りに、ご飯入れ雑炊で温まった。

3.寒さ対策:湯たんぽコタツ
午後、じっとしていても寒くてどうしようも無いので、午後の日課である『かまどの湯沸し』の作業に着手。かまどを焚いていれば、その間は寒くない。日課にはちょっと早いけど、暇な息子も誘って外でかまどの焚き火を開始。
今日は、小雨がぱらついているので頭にタオルを巻き、コートもフード付きのものに変更。雨の為か、かまどの火もあまり勢いが無い。それでも、大きな芋煮鍋一杯のお湯は、一時間ほどで沸騰。まずは、いつもの通りポット3つにお湯を満杯にした。その後、家内が湯たんぽを2つ持って来た。彼女曰く、『湯たんぽにお湯を入れ、それをコタツに入れれば、コタツ代わりになるよ。』凄い、なんてナイスなアイディア。2つの湯たんぽに漏斗(じょうご)を差込み、沸かしたお湯を注ぎ込む。それをバスタオルで包んで、コタツの中に入れれば、湯たんぽコタツの完成。
早速入ってみた。足の裏が暖かい・・・・嬉しい。せっかくなので、暖かい湯たんぽコタツと今沸かしたばかりのお湯でコーヒータイム。お茶菓子は、昨日ゴルフの先生からお礼に頂いた、函館の六花亭のバターサンドを食べた。このラムレーズンがいいんだよな〜。皆んな大好物だ。
六花亭のHP
http://store.shopping.yahoo.co.jp/hokkaido-omiyage/rokka009.html

4.夕食の準備
昨日のトン汁で味を占めたTomは、今日も芋煮鍋を使って、暖かいものを作ろうと思った。その時、ふと昔単身赴任していた時に、同じ単身赴任のOさんが言っていた事を思い出した。
『僕は、料理が面倒なので、シチューの具材だけを煮込んで味付けせず、食べる分だけに味をつけし、今日はシチュー、明日はカレーという風にしているんだ。』ナイスな考えだ!そうだ!そうしよう!と言うことで、3時の一服後、かまどでお湯を沸かし始めた。数十分後、鍋が沸騰した所で、昨日の残りのお肉500g、たまねぎ、ジャガイモ、にんじん
をたっぷり入れてベースの具を煮込み始めた。暫くすると、ジャガイモの具が柔らかくなり、ベースの完了!
2つの大きな鍋に分けた。今日はまずシチューにしたい。なぜなら、シチューは身体が温まるからである。おいしいシチューを食べ、皆満足した。明日はカレーだ!
今日は身体が温まり、ぐっすり眠れそう〜。