大震災8日目

大震災8日目。こんにちは、Tomです。今日は大震災が起きてから14日目になります。しかし、会社は、まだ操業を開始しておりません。本日は、震災後8日目(3/18(金))の事を書きたいと思います。

1.今朝起きたら・・・・嬉しいことが!
いつ携帯が繋がるんだろう、と毎朝携帯をチェックしている。昨日は、一応役所の公衆電話で親戚の安否確認と会社の上司への報告が出来たので一段落しているが、あまりにも回復が悪い。『どうせ、今日もダメだろう・・・』と思いながらも、携帯電話の電源をON!。すると、携帯のアンテナがバリ5。『おーっつ!とうとう繋がった!』嬉しくて姉たちに電話した。携帯電話が繋がれば、結構安心できる。昔は携帯電話なんか無かったのにね。こんなに生活に密着している。

2.ボンベの買出し
今朝は太陽が出てきて、週末に向けて少しずつ暖かくなりそうだ。でも、まだ寒い。昨日は湯たんぽを寝床に借りていったが、それをまたカセットコンロで温め、コタツに入れる。カセットコンロのボンベは少し手に入ったので、これで湯沸し可能となった。しかし、停電が続いている以上、まだ予断は許さない。今日もボンベと食料の買出しだ。今日は息子も誘い、3人でドラッグストアへ。開店1時間前に行き寒い中開店を待った。午前9:00、店は開店し、目的の商品を購入し帰宅。Tomの町は田舎なので、未だにプロパンガスである。その為ガスが止まることは無い。従ってカセットコンロのボンベを購入する人は、オール電化の家の人だけであり、あまり競争も激しくない。その店は助かる。これで、一応必要十分の煮炊きの燃料は確保出来た。一安心である。先日、ボンベをお借りした親戚にも早速新しいボンベ1パックとお礼を一緒にお返しした。めでたしめでたし。

3.その後、更に嬉しいことが!
買い物から帰り、冷え切った身体を湯たんぽで温め、コーヒーを飲んでいると・・・・・。突然、電気が点いた。『ヤッター!電気が点いた!』と家族全員ガッツポーズ。これでやっと暖かい生活が送れる。早速、コタツに灯を入れる。そして、次は温水のFANヒーター(ホットマンというやつで、室外でお湯を沸かし、それを室内にパイプで送り、室内のラジエータ+FANで温風を送るもの)にもスイッチを入れる。・・・・・・・『あれ?エラーになるぞ!』Tomは、今回の地震で一番心配していたことである。ラジエーターの水が足りないのかな?水を入れてもNG。『もしかすると地震で燃料がストップされ、リセットかなんかかけないと、燃料が供給されないのでは?』と思った。案の定、室外機の下にリセットレバーがあった。それを押下する事で、無事リセットされ、スタートした。やはりこの温風ヒーターがあると非常に助かる。『今日は、久しぶりにお風呂に入ろう!』ということで、久しぶりにエコキュートにも電源が入り、湯沸し開始。

4.明日から『てっぱん』が開始。そこで、今夜はお好み焼き!
今日は、携帯電話と電気が復旧し、殆どのライフライン復活した。テレビでは、明日の土曜日から朝の連続ドラマ『てっぱん』が再び放映開始となる。実はTomと家の家族は、『てっぱん』の大ファン!そこで、今日は中休みを祝って、『お好み焼き』を作ることにした。

5.燃料補給情報
お好み焼きを食べていると、隣の方から電話があった。実は、今日、近所のガソリンスタンドにタンクローリーが入ったとの事。明日、必ず給油が可能だと言う情報であった。やった!震災後初めての給油が可能になるだろう。明日は早起きだ!

今日、携帯電話と電気が復旧した。今回の震災では、我々はかなり電気に依存しているんだなあ〜と実感した。暖房だって、灯油を使っているのに、電気が無ければ使用できない。煮炊きも出来ない。また、通信も、昔は黒電話でよかったのに、固定電話、携帯電話、インターネット、モバイルと様々な通信を使用している。通信も電気が無ければ動かない。
今回の原発事故だって、非常用発電機の燃料が供給できない事、地下の発電機が海水を被った為に、冷却ポンプが動作せず、原子炉の温度が高まり、発生しているのである。

電気は便利で、非常に重要な役割をしているが、今後は、もっと電気に頼らない原始的な生活も常に出来るようなライフラインも必要かと思われる。

本日で、特設ブログ、東北・関東大震災のサバイバルライフの記載を終了します。
今回の大震災で津波で命を落とされました方、ご冥福をお祈り申し上げます。また、何とか命を取り留めても、家屋を全て失った方にもお見舞い申し上げます。我々は、同じ被災地にいながらも、海沿いか、山沿いかで結果は大きく異なりました。残された我々は、何とかして、被災者に対する支援が出来ればと思っております。