C-2aのノイズの原因が判りました!

こんばんは、Tomです。パイオニアのプリメインアンプSA-910の修理に関しては、部品待ち状態。という訳で、現在まだ原因不明のC-2aの修理を再開します。このアンプの故障は、MCヘッドアンプの片チャンネルから『ボソボソ』という鼓膜にゴミが溜まっている様な音が時々する事です。これまで様々なことを実施しました。

電解コンデンサキットをヤフオクで購入し、アンプ内の電解コンデンサを全て交換。
②MCヘッドアンプのトランジスタと抵抗を全て取り外し、ヤスリがけを行い、再ハンダ。
③MCヘッドアンプのトランジスタを一個ずつ取り外し、hfeを測定し、トランジスタの再半田。

しかし、修理してすぐは、直ったかな?と思われるのですが、その後暫くすると、また『ボソボソ』と言うノイズが・・・。もういい加減いやになって来ました。

そこで、先日は、購入OPアンプを使用して、MCヘッドアンプの製作をしたのでした。
しかしながら、修理を趣味としているTomとしては、製作は製作、修理は修理という事で修理できていないものは、いつまでも頭の片隅に残ってしまい気になって仕方がありません。そこで今回、またC-2aの修理に踏み切りました。

1.4パラのトランジスタを交換
今回残されているのは、もうトランジスタの交換しかありません。まずは4パラ(4個パラレル)になっているトランジスタを全て好感することにしました。4パラでコンプリメンタリ、RとLですので、合計16個のトランジスタを交換することになります。

1)MCヘッドアンプの取り外し

まずは、メイン基板からMCヘッドアンプ2個(L,R)を取り外します。もう何度も取り外しているので、メイン基板のパターンが壊れないか心配です。


2)トランジスタの取り外し
MCヘッドアンプについている、トランジスタを取り外します。4パラになっているので合計20個のトランジスタを取り外します。

3)トランジスタの候補
 4パラのトランジスタの代替候補は、2SA1015/2SC1815です。

4)このトランジスタを交換しました。

2.動作確認
トランジスタの交換を実施し、基板をアルコールで清掃し、ハンダショートをチェックして、いよいよ火入れです。スイッチON!・・・・・・・ところが、『ボソボソ』と言う音が右チャンネルから聞こえます。もうどうすりゃいいのさこの私〜♪。

3.交換実験
そう言えば今まで交換実験をしておりませんでした。ボソボソノイズはMCヘッドアンプの基板について回るかどうかを交換実験で突き止めます。

MCヘッドアンプの左右を入れ替えてみました。
結果:そうしたら、今度はボソボソノイズは、左チャンネルから聞こえてきた。また多少ではあるが、右チャンネルからも少しボソボソノイズが聴こえてきました。

ここまで来るとゴールは目の前です。

4.MCヘッドアンプのトランジスタ周辺を手で触ってみる。
もう故障の原因は4パラのトランジスタではありません。そこで、最後の1個(4パラのトランジスタを引いているトランジスタ周辺を手で触ってみることに・・・・・・。


そしたら、4パラのトランジスタを4個引いているトランジスタを駆動している抵抗に触れたら大きなノイズが出た。これはラッキーです。後はこの抵抗を交換すれば、OKでしょう。でも、盲点でしたね〜。まさか抵抗が劣化しているとは・・・・。実は、これまで何度もトランジスタの付け替えをしたり、hfeを測っても問題なかったので、故障の原因はトランジスタではないのでは?と思っていた所でした。今度抵抗を購入して直してみます。