こんばんは、Tomです。昨日、SA-910のサブ電源用のトランジスタが届きました。昨日でYAMAHAのプリアンプC-2aの修理は完了したので、今日は、SA-910の修理になります。このところ故障の原因がわかり、順風満帆の日々を送っておりますので、どうか今日の修理もうまく言って欲しいものです。
1.部品が届きました。
部品の購入先は、いつものRSコンポーネンツ。トランジスタは単価が安いので最低数量が設定されていて5個から10個が相場です。1個50円のトランジスタですので、10個買うと500円になってしまいます。しかし、他のショップではなかなか手に入らないので、仕方ありません。まあ、失敗した時の事や今後のバックアップパーツに使用すると考え方を変えれば、気も楽になります。
2.プラスマイナスの電源の入力の初段のトランジスタを交換する。
今回の故障は、±65Vから4種類の電源を作る基板のマイナス側の入り口のトランジスタです。これを交換するのですが、そのトランジスタは既にディスコンとなっております。今回発注したのは、その互換品です。マイナス電源のトランジスタを互換品にするとなると、プラス側もそれに対比したトランジスタをを交換せねばなりません。
それが、これです。
1) 2SB057とその互換品
2)プラス電源側のトランジスタ(2SD313)とその互換品
2.プロテクション回路のメンテナンス
前のオーナーが何らやプロテクションが動かなくなり、いろいろいじった形跡があるため、それを回路図を実ながら正規の形に修復しました。
3.いよいよ火入れ?
サブ電源のトランジスタを交換し、プロテクションを修復しました。本来は、まず、サブ電源の電圧を全て出るようにしてから、各基板を一つ一つ見てゆく予定でした。所が、サブ電源とリレーを修理しているうち、もしかして、サブ電源から出ている13Vの信号がおかしくなり、プロテクション回路がうまく動作しないのは?と感じました。つまり『このサブ電源基板が動くようになれば、一気に全ての基板が動作する!しかもそうであればせっかくのワイヤーラッピングをはずさなくともいいのではないか?』という悪魔のささやきが聞こえてきました。
そこで、ここで一気に火入れをしてみてもいいのでは?という邪念が働きました。そこで、ついにいきなりスイッチオン!しばらくすると、パワー段の基板から、煙が出てきました!Tomはあわてて、電源スイッチを切りました。トホホ・・・。やっぱりダメか・・・・。仕方が無いので電源から順に修理するハメに・・・・。
4.サブ電源の確認
全てのサブ電源をチェックするためには、サブ電源基板のワイヤーラッピングをはずさなくてはなりません。
1)まず、11本のワイヤーの写真を撮る
2)次に、インデックスシールに番号を書き込み、それをそれぞれのワイヤーに貼り付けました。
やはり、修理にあせりは禁物!
一つ、一つ原因をつぶしこんでゆかなくてはなりません。勉強になりました。
しかし、ファイナル大丈夫かな?心配です。