SA-910の修理 -その5-

おはようございます。Tomです。今日は少し早起きをして気になるところをチェックしました。



1.B基板のマイナス電源入力初段の2SB507のチェック
 初段のトランジスタ2SB507のチェックをします。これまでの状況を考えると、おそらく壊れてはいないと思います。

<確認結果>
  このトランジスタは、OKです。

2.次段のトランジスタをチェック 
次段は、上記2SB507を引っ張る2SA720です。これを基板から取り外し、チェックします。
 <確認結果>
  これも問題無しです。

3.抵抗(820Ω)の抵抗値をチェック
  初段のトランジスタのベースに入っている820Ωの抵抗を確認します。これは見る限り壊れているようですので、おそらくオープンで壊れているでしょう。
 <確認結果>
  やはり思ったとおり、NGでした。この抵抗が焼けた為、-65Vは初段でオープン状態となっているようです。

★現在の所、B電源基板では、820Ωの抵抗と2SB507の故障が原因でマイナス電源が動かない状態であったと思われます。


4.ファイナルのパワートランジスタをチェック
 昨日、煙を出したパワーアンプモジュールのファイナルのパワートランジスタをチェックします。なぜなら、CANタイプのパワトラは、なかなか入手が難しいし、高価ですので壊れると大変なことになるからです。

 1)ヒートシンクからパワートランジスタを取り出す。

 2)パワートランジスタのチェック

 <確認結果>
  4個のパワートランジスタは全て問題無しでした。助かりました。


★せっかくですから、このパワートランジスタは最後の最後まで取り外しておきましょう!最近、石橋を叩いて渡るTomなのでした・・・・・・・・・・・・・。反省。