ついにLINNのKAIRNがやってきた!

おはようございます。Tomです。今日は、午前中に地震保険会社の方が、地震の被害状況を確認しに来ますので、SA-910の修理はお休みです(部品も無いしね)。さすがに机の上がぐちゃぐちゃでは、『これが震災の状況ですか?』と言われそう。
そこで、今日はその代わりに、昨日と届いた憧れのLINNのプリアンプ、KAIRN(ケルンと呼びます。そうケルンコンサートのケルンです。)の記事を書こうと思います。
なぜ、KAIRN?と思われるかもしれませんが、実は、私が最近プリアンプの製作を始めたきっかけは、このLINNのKAIRNを友達から借りて試聴てからなのです。その時に同時に自作のDAコンバータもお借りしました。その時の感想は、『同じCDプレイヤーから音を出しているのにこんなに音が変わるのか〜。』という事と、『DAコンバータで解像度が上がるとこんなに変わるのか』と思い知らされたからでした。
その結果、まずBEHRINGERのサンプリングレートコンバータとデジタルイコライザを購入し、CDの音の解像度を上げました。その後、高級OPアンプMUSEs02(1個3500円×2)を使って、プリアンプを自作したのでした。それが現在の姿であり、とても気に入っています。
でも、心の中では、いつかKAIRNが安く出回らないかな〜?と思い、時々オークションを見ていたのでした。そしたら、今週になって、KAIRNのジャンクが3000円で出ました。瞬く間に15000円になりましたが、Tomとしては2万円くらいなら何とか落としたい気持ちで一杯になっていました。
さあ、オークション終了当日です。終了の一時間前からPCとにらめっこ。何処まで上がるのかはらはらしていました。なんと言っても、このKAIRNは、動作品ではなく、あくまでもジャンク品です。いくら欲しくても、25000円を超えたら諦めようという気持ちでした。残り10分を切ってからが勝負なのですが、それからがどんどん値段が上がってゆきます。Tomもそれに負けじと入札の繰り返し。そして、3万円を超えた時に、やっと勝負が見えて来ました。結果31000円という価格で落札。
このKARINは、定価42万円で、中古の売価は平均10万円。オークションでは8万〜9万です。それが3万円で手に入ったのは、奇跡です。
でも電源を入れるとエラーになるジャンク品と言うところがミソです。

1.早速開封。中身はこんな感じ
早速、ケースを開きます。定価が42万円だろうが、動かなければタダのゴミなので、何とか動かしたいですね。早速開封です。
中を開けるとこんな感じです。なんと、これが42万円かと思うほど部品がありません。まあ私の自作プリアンプはOPアンプたったの2個ですので、それはありえますね。

2.前面パネルを外す
故障箇所は、前面パネルなので、これを本体から切り離します。

3.シールドケースを取り外す
このシールドケースの中に故障の秘密があるのでしょう。

4.シールドケースの下
 シールドケースの下の基板(コントローラ)はこんな感じです。なんともシンプルな基板です。

5.電池の電圧を計測
LINNでは、電池が切れてコントロール不能になると言う事を上記のお友達から聞いておりましたので、でっかいリチウム電池の電圧を測ってみることに。

<結果>
 電圧はほぼ0Vでした。

この電池を交換するだけで、修理が完了するかどうかはわかりませんが、現在はここしかいじる場所がありません。リチウム電池を手配しましょう!
ちなみに、LINNに電池交換を依頼すると、5万円取られるそうです。

今日はここまでですが、憧れのKAIRNですが、中を開けるとちょっと興ざめですね。こんなので42万円も取るのかと思うとなんか寂しい。SA-910の方が高級感がありますね。