SA-910の修理 -その8-

こんにちは、Tomです。今日は待望の土曜日。早速朝早く起きてパイオニアのプリメインアンプSA-910の修理をすることに。本来なら、LINNのKAIRNの電池交換をしようと思いましたが、基板の状態が芳しくないため、修理は取りやめにしました。
さて、一昨日までの状態は、SA-910のプリアンプまで、完璧に直ったところ迄でしたね。そこで、本日は、メインアンプ基板のファイナル手前までの修理です。

1.基板とヒートシンクを分離する
今回は、パワーアンプ基板の修理をします。しかしながら、このブロックは、ドライブ基板とファイナルのヒートシンクがネジで固定されているため、基板の裏が見れません。そこで、まず基板からヒートシンクをはずす事から始めます。
 ※尚、ヒートシンクに取り付けてあった、ファイナルのトランジスタは、以前取り外しております。


2.ヒートシンクをはずすとこんな感じ
ヒートシンクをはずすと、やっと基板が少しフリーに動くようになります。


3.部品表を見ながらコンデンサを探す

4.トランジスタ電解コンデンサを取り除く
これまでの修理状況からすると、トランジスタ電解コンデンサもかなりくたびれています。本来なら、修理というのは壊れている部分のみを修理するのですが、今回に限っては、トランジスタ電解コンデンサは極力新しいものに変更します。

5.新しいトランジスタ(代替)と電解コンデンサを交換する

6.基板とケースのお掃除
せっかく基板が見える場所にあるので、部品を交換品がら基板を掃除します。それからシャーシーも綺麗にしましょう!


7.ファイナルの前段のドライバーのトランジスタをチェックする

7.足を磨き、トランジスタを取り付ける

これで後は、信号を入れてファイナルの手前までちゃんと信号がドライブできるかを確認すればよろしいと思います。