SA-910修理 -その23-

おはようございます。Tomです。もう少しでSA-910という美女はTomのやさしさに落ちそうです。さて、今日はリレーの接点清掃です。他の人にはリレーの接点がどうのこうのという割には、今回のSA-910の修理では、Tomはまだリレーの接点を磨いていません。なぜなら、今回の修理は別の所にたくさんの不具合があり、接点磨きは最後の仕上げと考えていたからです。リレーの接点は、ボリュームを絞った時に片チャンの音が聴こえないという場合があったからです。さて、作業にかかりましょう。

1.リレーの場所を観察する

 今回のSA-810の修理の基本は、リード線を切断せずに如何に基板や部品を取り出し、作業が出来る環境にするかと言う所が大きなポイントです。今回のリレーも、配線がごった返している場所で、リレーに抵抗が直接半田付けしてあったりするので、取り出しに注意が必要です。でも、良く見ると先日の様にリード線の長さには余裕があり、端子No.3の抵抗を外せば、ネジ一本で取り出せそうです。

2.リレーの取り付けネジを取り外す

 リレーの固定は、ネジ一本らしく、M3のネジを取り外すとリレーはガクガクして来た。

3.端子No.3の抵抗を取り外す

 端子No.3に直接ダミーロードが半田付けされている。これを半田ゴテで取り外す。

4.リレーを取り出す

 後は周りのハーネスをよけながら『ヨッコラショッ!』っとリレーを引き出す。以前は配線がごちゃごちゃして取り出すのはいやだなあ〜なんて思っていたけど、意外に簡単に取り出す事が出来た。ここまで来れば、もう作業の90%は終了した様なもの。

5.リレーのカバーを取り外す

 リレーのプラスチックカバーを精密ドライバでこじ開けて、取り外します。


6.接点復活スプレーを塗布する。

 いつものようにクレ エレクトロニッククリーナーをリレーの接点に吹き付けます。写真では、吹き付けている場所が変ですが、ちゃんと丸い接点に吹き付けます。なんせ手が2本しかないし、右手でシャッターを押すので、写真を撮るのも一苦労。昨日なんか半田ゴテを口にくわえて写真を撮っていました(笑)。

7.接点を紙で磨く
 
 接点復活クリーナを吹きかけた後、更にコピー用紙に接点復活クリーナーを塗布し、接点を磨きます。どの程度効果が現れるか判りませんが、綿棒では太いのでこの隙間に入りませんし。綿棒の糸くずが接点の間に入るような気がしましたので、この様にしました。

8.音を聴いてみる

最後にリレーを戻し、音楽ソースを入れ、音を確認します。今日の音楽は、残響音が判り易い『押尾コータロー』です。また、暫く、音量を大きくして、リレーの端子に電流を流し、接点の動通を良くします。この間、この記事を書く事にします。ブログの記事のアップのBGMとエージングを兼ねている所なんて、時間を有効に使用していますね〜。

今日で、修理はほぼ終了です。後はパワートランジスタの調整のみです。一緒に調整をしてくれる人は、日曜日じゃあないと時間が取れませんので、それまで待機ですね。楽しみです。