KAIRNの修理 −その8−

おはようございます、Tomです。昨日は、何とか火入れ式をしたのですが、結果は初期状態の『Error 2 don't panic ini't』=>0=50と言う表示でした。当然操作部は動きません。そこまでで昨日は終了した所、saveranker様とLB1様より、『それはバックアップ電池を接続していない時に表示するので、問題ない。』との投稿がありました。Tomは、電池が無くなっただけの状態を把握しておりませんでしたので、大変助かるアドバイスでした。大変ありがとうございました。

そこで、今日は勇気を振り絞り(と言うか予定はしていましたが)、バックアップ電池を取り付けて、状況を確認したいと思います。

1.スタンバイモード:
 HD6303RFにはスタンバイモードという端子があります。この端子をローアクティブにすると、内部クロックが動作し、それまで保持していたRAMの内容は保持されるようです。

2.バックアップ電池を取り付ける。
 あらかじめ、この修理をする為に購入しておいたバックアップ電池を設置します。この電池は、MacNoteに使用されているもので、3.6Vのリチウム電池です。値段は250円くらいでした。これに、無理やり半田付けを行い、基板に取り付けます。バックアップ電池の効果を確認するために、また、何らかの配線ミスでおかしかった時にすぐに切れるようにスイッチを取り付けました。これはうまく行ったら外します。

3.まずはバックアップ電池オフの状態
 まずは、初期状態の症状を確認しましょう。

 1)電源オン時の表示
  電源オン時の表示は、
 『Error 2 don't panic initial error』の次に『0』そしてカウントアップされ『50』が表示されます。
 当然操作パネルの操作が出来ません。


 2)ROMのアドレスの状態 
 下記の写真はROMのアドレス線の1本を見ています。アドレスが動いておりますので、一応動作しているといってよいでしょう。

 3)約1分後、状態が遷移する。
   約1分後、表示が『__』に変化します。ROMのアドレスもHになったままになります。これはどうやらエラーなので全体が停止するように状態が遷移する様ですね。
  

4.バックアップ電池を繋ぐ
 次に、スイッチオンの後、バックアップ電池を繋いでみます。

 1)初期状態
   これが、エラー直後の『50』と表示されている時のROMのアドレスです。
   

 2)バックアップ電池ON
  ROMのアドレスが動いている状態で、バックアップの電池をONします。
  電圧が多少下がるのが気になります。

 3)電源をOFFします。
  電源をオフすると、電源電圧は、3.6Vまで下がりますが、ROMのアドレスが保持されます。
   

 4)電源をOFFしても、うっすらとLEDが点灯???
  電源をオフしてもパワーLEDがうっすらと点灯しています。何処からリークしているのか?回路図を当たっても、その気配はありません。


5.もう一度電源をON。

 1)もう一度電源をONする。
  もう一度電源をいれて、アドレス線を確認します。
  ちゃんとアドレスが保持された状態で、動作しているように見えます。

 2)表示部を確認する。 
表示部は、最初から何にも表示されません。この姿が本当の姿なのかどうかが判りませんね。

今日はここまでですね。私が思うに、まだですね。
saveranker様、LB1様、正常動作の状況をご教示頂けると幸甚です。
私は、リモコンがありませんので、リモコンで操作が出来るかどうかがわかりません。