CA-600の修理 −今度こそFinal−

こんにちは、Tomです。昨日、やっと、LINNのKAIRNの修理が終了し、今朝は、身も心も晴れやかです。おまけに外の天気も台風が近づいていると言うのに、晴天です。先ほどKAIRNをセッティングし、今KAIRNでCDを聴きながらこれを書いていますが、音が楽しく聞こえます。MUSE02で自作のプリアンプを製作した時は、リファレンスのアンプが無いので、こんな感じなのだと半ば自分に言い聞かせていたようなところもありましたが、今回のKAIRNは文句なしにスーッと自分の身体に入ってきます。また、音が楽しく聴こえるんです。聴いていても聴き飽きません。以前、お友達のKさんにKAIRNをお借りした時も、楽しくて一日中音楽を聴いていた時もありましたが、今回もそれとおんなじです。やはりいい!

さて、今日の修理の話ですが、先日完成して、ゴルフの先生にお持ちしようかと思って、最終確認したら、なんとRチャンネルから音が出ません。また、パワーアンプがいかれたのか???と思いましたが、気を取り直し、AUX2に繋いでみたら、両方から音が出ます。なんーだセレクタかどこかの接点不良か、半田不良だね。なーんて、安心して、そういえばPHONOはどうかな?とセレクタをPHONOに入れたら、結構デカイ『サー音』(ホワイトノイズ)がしました。そういえば、PHONOは一度繋いでみたけど、基板は全く手付かず。しかもこの基板はセレクタの基板もかねているので、KARINの修理完了であることもあり、またまたCA-600に手を付け始めました。

1.セレクタ/イコライザ基板の取り出し

 1)セレクタ/イコライザ基板基板の上蓋のネジを外し蓋を取る。そしてセレクタのジョイント部をスライドし、セレクタ棒を外す。
 
 2)セレクタ/イコライザ基板の穴にドライバを刺し、手前に倒すと大きなリアパネルの基板と直結しているコネクタからセレクタ/イコライザ基板が外れます。

 3)これがセレクタ/イコライザ基板です。
  

2.セレクタの接点復活
 セレクタにエレクトロニッククリーナーを吹きかけ、セレクタを何度も回して接点を復活させます。

3.セレクタ/イコライザ基板の再半田
  この基板のイコライザ部、セレクタ部の古い半田を全て取り除き再半田を実施。

4.トランジスタを全て交換
 トランジスタは結構古いタイプなので、合計8個のトランジスタを全てローノイズな2SC2240(これはSA-910のPHONO基板用に買っておいたもので丁度8個あった。)に変更しました。

5.基板を組み立てPHONOの確認
 基板を元に戻し、電源ON!。AUX1はまだ片チャンが死んでいますが、他の入力が生きていますので、後回し。気になるのがPHONOのホワイトノイズです。セレクタをPHONOに設定し、少しずつボリュームを上げてみます。おっ!さっきとは段違いです。一応成功かな?

6.レコードプレイヤーを繋いで、音を確認。
 今度は実際にレコードプレイヤーを繋ぎ、音を確認したところ、まずまずの出来具合。合格です。

7.パネルを清掃し、仕上げ
 本当はAUX1の片チャンを直したいところですが入力基板も再半田をしたり、セレクタのハンダの状態も綺麗にしても、なかなか治らないので、今日はここまで。
 フロントパネルのつまみを外し、もう一度パネルとつまみを綺麗に清掃しました。
これで、お嫁入りの仕度が完了です。