キャノン MP-950の修理  −プロローグ−

おはようございます、Tomです。さて、先日やっと4ヶ月一連アンプの修理が終わったと思ったら、週末に突然愛用のキャノンインクジェット複合機MP-950の電源が突然入らなくなりました。この複合機は、数年前ヤフオクでジャンで1000円で落とし、修理して復活させたものですので、別に惜しくはないのですが、結構使い勝手がいいし、作りもしっかりしています。また、ネットで調べてみると、最近の新機種は無線LANがついているのはいいのですが、つくりはちゃちだし、インクの消費量も多いようです。以前も修理するときにキャノンのサービスの方にうかがったら、最近のプリンタでも画質はそれほど向上していないとの事ですので、使えるのであれば、当分これを使いたいと思います。

さて、そうなると修理をする事になりますが、その前に全体の方針を打ち立てましょう。

 1.ネットで同様の故障の人がいるかどうか、対処方法を調査する。
 2.サービスセンターにと言わせる。
 3.サービスマニュアルを手に入れる。
 4.自分で分解して調査、修理する。
 5.ヤフオクで代替品を手に入れる。

大体こんな感じです。
それでは、早速始めましょう!


1.情報収集
 まずは、ネットで情報収集です。調べてみると、やはり突然電源が入らなくなると言う方はあちらこちらにいるようです。でも、自力で修理する人はいないようで、修理センターに出すか、買い替えをしていますね。

2.サービスセンターに問い合わせる
 現在、まだ朝の5時半ですので、サービスセンターに問い合わせるわけには行きません(笑)ので、まずはネットで調べてみると、どうやらこの機種は今年の7月で修理対商品から外れてしまったようです。こうなったら自力で直すしかないようですですね。

3.サービスマニュアルを手に入れる。
 ネットでMP-950のサービスマニュアルを検索するとあっさりヒットしました。

http://www.nodevice.jp/manual/newmans/mp950smpdf/get13940.html

ここは、有料でサービスマニュアルをダウンロードするサービスをしているところです。ここで、下記の3点のマニュアルをダウンロードしました。
  ① サービスマニュアル本編(英文)
  ② サービスマニュアル詳細(英文)
  ③ パーツリスト(英文)

でも、このサービスマニュアルには回路図も無いし、電源が入らない場合は、電源ユニットかメインボードを交換しろとしか書いていません。まさに人件費が高い時代のマニュアルで、バラシ方と交換ポイントしかないのです。もうサービスにはエンジニアはいなくてチェンジニアなのでしょうね。

4.自分で修理する
 もうここまで来たらいつもの様に、分解して故障箇所を発見し、修理する事になります。それではバラシから始めましょう。

 1)本体カバーを外す

  ①本体後ろのネジを外す
 

  ②スキャナユニットを持ち上げ手前のビスを外す
  
  ③中央部のフックをはずすと左右のカバーが外れる
   

 2)電源ユニットを外す
  カバーを外している時に本体を引っくり返すと、電源ユニットが見えました。どうもカートリッジになっているように見えます。おそらくこれで100/200Vの電源を切り替えているのでしょう。本体左右のカバーを外さなくとも電源は取り出せた様です。


 4)電源ユニットを分解する
   電源ユニットは接着で封印してあります。これを精密ドライバでこじ開けます。

 5)ロックピンをドリルで破壊する
   接着部をこじ開けても、最後にロックピンが締結してあり、開封できません。これはドライバでは開かないので、仕方なくドリルでロックピンを破壊しました。この辺がジャンクの醍醐味です。(新品購入ではこんな事出来ません)
  

 6)電原ユニットを取り出しました。

今日はここ迄です。明日は電源ユニットの確認です。
それから、ヤフオクで残り18時間でMP-950の中古が1000円ちょっとで出ていたので、一応入札しておきました。