MP-950の修理 −その2−

おはようございます。Tomです。今日でキャノンMP-950の修理は2日目です。昨日のお昼休みにキャノンのサービスセンターに電話をしました。やはりMP-950は、7月でサポート対象から外れたとの事。そこで、実際に修理をされている方とお話をしたいとお願いをしましたが、会社の方針でそれは出来ないとの事でした。こっちは必死なんですが。何度お願いしても断れました。

また、昨日ヤフオクで入札していたMP-950も夜から価格が跳ね上がり、私が確認した1時間前では5000円を超えていました。これ以上行くのであれば、新品を購入したほうがいいので、諦めました。

とうとう、本当に自力で直すしかなくなりましたね。プリンタのバラシは何度か経験しておりますが、あちこちにネジが隠れていて面倒なんです。もう少し簡単にして欲しい。

今日の分をアップします。

1.電源の動作確認
 昨日電源をバラス所まで作業を実施しました。そこで、本日はまず、電源の電圧とスイッチング動作を確認したいと思います。

 1)ロジック電圧
  これは、電源コネクタのNo.1のピンの出力です。これはロジック電源と思われます。しかし、本当の5Vではなくて、6Vくらい出ています。ちょっと変です。

 2)ドライバ電圧
  コネクタの3番、4番ピンの出力です。これはおそらくモータードライヴ、ヘッドドライヴだと思いますが、電圧が9Vしかありません。通常は12V、又は24Vの電圧が欲しいと思います。実は昨日、サービスの方に聴きたかったのはこの電圧が正常かどうかだけだったのですが、どうも教えてくれないようですね。

 3)スイッチング波形
  ①無負荷
  これはスイッチング波形です。出力には何も接続していません。

  ②メインボード接続状態
   次にメインボードを接続した状態です。負荷によってスイッチング周波数が変わっています。なんかちゃんと動いている様な感じですね。

2.操作パネル(OPパネ)の電源SWの接触確認
  一応、電源は何とか動いている?と仮定し、次はOPパネの電源スイッチの接点を確認します。本来なら、メインボードのロジック周りを先に見るべきですが、バラス順番があるので、こちらを先に確認しておき、白黒をハッキリさせておきます。
 サービスマニュアルにパネルの外し方が書いてありましたので、助かりました。

 1)OPパネのシルク化粧板を外す
  まず、OPパネのシルク化粧板を外します。これは端からマイナスドライバで一個ずつフックを外すようにします。

 2)スイッチ部を外す
  次に、ビス3本を取り除き、スイッチユニットを外します。

 3)テスターでチェック
  スイッチユニットを引っくり返し、テスターで電源ボタンのオンオフを確認します。一応大丈夫です。しかし、スイッチ部には電圧がかかっていないため、ロジック系がおかしいともいます。

3.メインボードが見えるまで分解する
 これまでの状態から、メインボードの故障によるものと思われます。しかし、メインボードはスキャナと上カバーを外さないと見えてきません。さあ、これからはメインボードにアクセスできるようになるまでひたすら分解作業です。面倒なんだよね〜。

1)OPパネ、スキャナ関連のハーネスを外す
 まず後方ヒンジ部にあるOPパネ、スキャナ関連のハーネスを外します。このコネクタを外すと、圧板(OPパネつき)が簡単に外れます。

2)スキャナのリフターを外す。
 次にスキャナを外すのですが、スキャナを支えているリフターを外します。これは外す順番があって、根元から外さなければいけません。以前スキャナ側のネジをはすして結構面倒だったのを思い出しました。これが外れると後はスキャナ根元を外せばスキャナは外れるようになります。

3)上部インナーカバーを外す
 上部インナーカバーを外すと、いよいよ基板が見えてくるようになります。ところが、ここからが、ネジの探しっこになります。

 ①上部のビスを外す
  これは見えているので問題ありません。

 ②底部のビスを外す
  これもほぼ想定内です。

 ③ショックアブソーバーの下に・・・・・。
  これだけ外してもカバーはビクともしません。あとどこかに隠れているはず。若しかして、ショックアブソーバーの下に・・・・・ありました。ショックを引っ張ると取り除け、その下にビスが隠れていました。やっといけそう!
 

 これでインナーカバーがはずれ、見事にメインボードまでの到着。今日はここまでです。明日はいよいよ、メインボードの確認となります。
楽しみです!