MP-950の修理 −その4−

おはようございます、Tomです。さてMP-950の修理は今回で4回目ですが、なかなか前に進めません。理由は、やはり回路図などの資料がない事。そして、回路を追いかけようにも、パターンが細かすぎて追いきれません。パターンがコネクタなどの部品の下に入ったり、シルクに隠れたりして何処に行ってしまったのかが判らなくなります。これは困った。
ネットで調べてみると、キャノンのMPシリーズで電源が入らないと言うことで困っている方は非常に多い事が判りました。こんなに皆さんが困っているので、本当は『ここが原因だ!』と言うところを突き止めてみたいという気持ちはあるのですが、一昨日、娘の所から以前使用していたプリンタを持ってきたので、プリンタ環境は整っているし、回路図などの資料も無いので、少し気持ちがなえています。

1.電源スイッチの信号はメイン基板まで来ているか?
電源が入らなくなったという故障で操作パネルにスイッチを付けたら直ったという記事がいくつかありました。
Tomは当然、いの一番にここを当たりました。電源スイッチの信号はメイン基板まで確実に繋がっています。

2.ヘッド周辺の故障
また、電源が入らないと言う現象の2つ目として、ヘッドがショートしてフレキシブル基板が焼ききれているという記事もありました。ヘッドを点検しましたが異常はありません


3.PSUの部品は壊れていないか?
テスターを使用して、電源の半導体(殆どがダイオード)を全て点検、抵抗も点検しましたが、これも問題無し。電圧は変な値ですが一応出ている様です。

電源SWを押下した時に、MOS−FETがONし、それでPSUのメイン電源をONするような仕組みになっていると思いますが、その回路を追いかけ切れません。

現在、姑息な手段として、別のジャンク品を漁っています(当然電源が入るやつ)。それで、メイン基板と電源で交換実験をして、せめてどちらが悪いかくらいは掴みたいと思います。落札できるといいな〜。