おはようございます、Tomです。昨日は、娘の成人式で、朝から早くから大変でした。しかし、成人式会場まで送った後は、急に時間が出来ましたので、イコライザアンプ(EQアンプ)の仕上げに取り掛かりました。今日は、その記事です。
一昨日、下記の様に頂いたクリスキットのEQアンプ基板をもとに、EQアンプを製作しました。今回は、そのEQアンプにセレクタとMCヘッドアンプを載せて、2系統のプレイヤーとその片方は、MCカートリッジが使用できるようにします。
1.セレクタの取り付け
1)ロータリーSWの情報収集
パーツ箱に1個ロータリーSWがありましたので、これを使用してインプットセレクタにしようと思います。
しかし、どの様な回路になっているかが、全く覚えていませんので、テスターを使用して、接点の状況を確認。結果、4回路3接点で、それぞれの接点が何処にあるのがわかりました。
2)ロータリースイッチへの配線
次が難関です。ロータリースイッチに配線をしますが、今回使用しているカナレの4芯シールドは、小さなロータリースイッチに配線するのはかなり大変です。3接点4回路なので、片チャンネル2接点づつ使用可能ですので、2芯ずつ半田付けをします。
2.MCヘッドアンプの移植
1)MCヘッドアンプの素
MCヘッドアンプは、以前OPアンプで製作した、MCヘッドアンプとEQアンプです。これに使用していたOPアンプ(MUSEs02×2)は、現在自作プリアンプに装着されて、リビングで活躍中です。
2)ヘッドアンプ基板の取り出し
MCヘッドアンプ&EQアンプから中身を取り出します。少しもったいないような感じがしますが、現在製作中のEQアンプが出来てしまったら、OPアンプのEQアンプは使用しなくなるため、現在の製作中のものに完全移植してしまいます。
そして、この空いたケースには、雑誌付録で付いてきたデジタルアンプの基板でも入ましょうか?
3.ヘッドアンプの電源SWとパイロットLEDの穴あけ
EQアンプの安定化電源は電源36Vですが、今回取り出すMCヘッドアンプの電源は±9〜12Vですので、全く異なります。+36V電源の中点を使って擬似±電源を作る事もありますが、それでもこのままでは、±18Vとなり、定格をオーバーしてしまいます。
そこで、当面はそのまま電池駆動の状態で移植させますので、MCヘッドアンプの電源スイッチと電源LEDの穴を追加します。
4.ヘッドアンプへの配線
MCヘッドアンプへ配線をします。やはりこれもカナレの末端処理とケーブルの太さで悩まされました。
5.ヘッドアンプの動作確認
ヘッドアンプへの接続が完了した所で、MCヘッドアンプへファンクションジェネレータから信号を入れて動作の確認を行います。
6.全体の動作確認
実際はMCヘッドアンプの動作がおかしくて、基板からEQアンプを削除してMCヘッドアンプのみとし、カップリングコンデンサも小さなものに変更。基板への入出力配線も変更して完全な形にして、しっかりしたものにしました。
最後に、テスターで配線と電源を確認したあと、実機を繋いで確認を行います。
実機テストは、プレイヤーとデジタルアンプを接続して、確認します。
確認結果、セレクタも、MCヘッドアンプもきちんと動作するようです。これで、2台のプレイヤーにも対応でき、且つMCカートリッジにも対応可能と言うことになります。
これを、LINNのKAIRNに接続すれば、レコードを聴くための環境は整った事になります。メデタシ、メデタシ。