FT-726の修理 ―その10―

おはようございます、Tomです。昨日は、先日のお手術の後の抜糸と無呼吸症候群の相談で会社をお休みしました。
抜糸の方は、糸を切ってる音がしたので、そろそろ糸を抜くのね?と思って覚悟をしていたら、『はい終わりです。』という先生の声。『これはもしかして、噂に聞く溶ける糸?』と思いましたが、先生に聞くこともせず、『本当にお世話になりました。』と丁寧にご挨拶を行い、終了しました。
 次は、耳鼻科専門の病院に行き、『無呼吸症候群』の相談です。結論から言いますと、約一ヶ月後に、検査入院をすることになりました。私の鼻から喉にかけての気道は、一般の人の半分だそうで、それが無呼吸を引き起こしやすくしているそうです。

さて、本題に入りましょう!本日の話は、先日途中で終わっていた、FT-726の修理です。
前回は、TXユニットのリレーの交換を実施して、出力が出るようになりましたが、電源投入時の受信の状態が不安定であり、Sメーターが下記の①様に触れ、その後は②の様に安定するという状況でした。とにかく、今の所TXユニットのFM変調部のみの問題と限定しているため、このラインを、お尻から順にオーディオ体位域まで劣化しやすい電解コンデンサを交換して行きたいと思います。

1.FM最終段のコンデンサ交換
 まず、終段のFET近くの3.3μタンタルコンデンサを交換します。3.3μFのタンタルコンデンサ保有しておりませんので、電解コンデンサで代用します。

 1)回路図の一番左の3.3μF(印が付いておらず申し訳ありません)

 2)部品はこんな感じ

 3)部品の取り付け
 この基板は、どうやら設計変更がかかる前のようで、コンデンサはジャンパ配線でした。

結果:変化がありませんでした。

2.終段のさらに手前のFETの電解コンデンサの交換
 最終段のFETの部分では問題無いので、次はその手前のFETのコンデンサ22μFを交換します。
 1)回路図の場所(丸がついている所です。)

 2)交換部品
 
 3)交換した場所
 

 4)折角なので、近くのコンデンサも交換

結果:変化なしでした。

3.オーディオ帯域まで一気にコンデンサを交換


結果:変化なし

4.最後は再半田付け
 どうやら、コンデンサが悪いわけではない様です。ハンダが腐っているのからかもしれませんので。すべてのハンダを乗せ直します。但し、今回は回路が込み入っているので、ハンダを吸い取らず、乗せるだけにしました。

再ハンダ終了後、エレクトロニッククリーナーと歯ブラシで洗浄

結果:変化はなかったけど、少しノイズを拾いやすくなりました。GNDが弱くなったかな?これ以上は、修理してもキリがないので、ここで終了としたいと思います。

5.送信を確認

実際に、お友達と送受信を確認した結果、ほぼ大丈夫でしょう。後は組み付けにしたいと思います。