FT-726の修理:出戻り編  ーその3ー

おはようございます、Tomです。今朝は、結構暖かい、というか寒くない朝です。おそらく氷点下までには至らなかったのではないでしょうか?

さて、FT-726の出戻り編も第3回目を迎えました。そろそろ決め手が欲しいところですが、まとまった時間が取れないので、少しづつです。今日は、そんな時間がない中でおもわぬトラブルがありましたので、さらに進捗度が低下しました。これといった決め手がないまま進んでいますが、まあご覧ください。今はとても苦しい時期です。

1.おさらい
 昨日は、ミキシング部のトランジスタダイオードを点検し問題がない事を確認しました。

 
2.昨夜の進捗
 その後、FM回路のダイオードと信号にモロに入っているカップリングコンデンサを点検し、これも問題無いことを確認。

3.電源を入れて確認
 上記、1〜2を実施後、これまでの確認の点検をするために、基板を戻し、電源を投入。大丈夫です。そして、PTTを押下したところ、『ジー』(ー_ー)!!という結構大きな音が聞こえるようになりました。これは、きっとリレーがものすごい速度でオンオフしている為と思われます。それもPTTに対応していますので、昨日から実施した所が問題だったのでしょう?おそらくあちこち再ハンダしているので、ショートさせてしまったのかもしれません。

4.根気良くパターンをルーペで観察
 これは一大事です。修理しようとして、壊しているのですから、話になりませんね(まあよくあることですが)。
 そこで、いつもルーペとマイクロスコープで昨日まで部品を外して点検した部分とその周辺に再ハンダを加えたところを中心にパターンを確認しました。

5.問題箇所を発見!
 数分後、ショートらしき部分を見つけました。忘れないようマジックで黒く印を付けました。

6.修復
この部分のハンダを吸い取り再ハンダです。

7.基板の洗浄と全体をルーペで確認
 おそらく、これで『ジー』という音は治ると思いますが、一応本当に問題がないかを調べるために、エレクトロニッククリーナーで洗浄し、再度基板全体のパターンショートを確認しました。前回はそれを怠っていたのがまずかったようです。

8.電源を入れ確認
基板をセッティングし、電源を入れ、PTTをON!。今度は『ジー』という音はでなくなりました。\(^o^)/
でも、出力が出るようになった訳ではありません。/(-_-)\

9.改めて修理に復帰
さあ、気を取り直して、FM回路の次の段のトランジタの点検に移ります。次はQ11というFM回路の最終段のトランジスタの確認です。

10.トランジスタの生死確認 
Q11のトランジスタの生死を確認したところ、問題ありませんでした。

本日は、思わぬトラブルがあり、それに時間を費やしてしまいました。でも、一応、元の状態には戻りましたので、やれやれです。もう少し時間が取れるといいのですが・・・・。まあ週末に期待です。