クリスキットの基板を使ったパワーアンプの製作 −その6-

おはようございます、Tomです。昨日は、雪、その後雨と憂鬱なお天気でした。でも、少しずつ暖かくなっているので、早起きも少し楽になって来ました。

さて、クリスキットの基板を使用したパワーアンプの製作もその6を向かえ、いよいよ佳境に入って来ました。本日は、ファイナル段の準備とスピーカーの配線です。

1.SONYのファイナル段確認

 1)ファイナル用パワートランジスタ
  ベースとしているSONYのファイナルをまじまじと見ましたら、あれ?全て同じトランジスタです。と言う事はプッシュプルではないという事ですね。これは使わない事にしましょう。

 2)温度補償用ダイオード
  温度補償用のダイオードはキチンとラグに固定されてヒートシンクについているので、そのまま使用しようかと思いました。しかし、クリスキットのオリジナル回路図では、温度補償用のダイオードは2SA945のベースとエミッタを使ってそれを3連にしている模様(0.6V×3で1.8V)です。そこでこのSONYのものは、1個なので、やはり使用できないかもしれませんので、これも使用しないことにします。

2.温度補償ダイオードの製作 
 クリスキットオリジナルでは、2SC945のコレクタを切り取りベースーエミッタのみを使用してダイオード代わりにしています。

 1)トランジスタの選定
  Tomは2SC945を保有していますが、あまり数が無いので、2SC1815を代用品として使用することにしました。なにせ、いつもコメントを載せてくれるえのしまさんのおかげで2SA1015と2SC1815をそれぞれ100個保有することができたので、あと十年はOKでしょう。えのしまさんありがとう!(残り94となりました)
 
 

 2)トランジスタダイオードに・・・・
  トランジスタのコレクタを切って、B-E間のみ使用します。これでダイオードとなります。

 3)トランジスタを3連に
  上記1)で作ったトランジスタ?(ダイオード?)を3連にします。

  
 4)リード線をハンダ付け熱収縮チューブをつける

 5)ホットメルトで絶縁する
  剥き出しの足の部分は、ホットメルトでカバーします。
 

 6)出来上がり!
  これを2つ作れば出来上がり!
  


3.スピーカー端子への配線
 ドライブ回路の動作確認をするために、出力をスピーカー端子へ配線します。1Wくらいなら、ファイナルを取り付けなくともドライブ回路のみで音を出す事が出来ます。
 要するに、ファイナルのトランジスタは、ドライブ回路の出力をブーストしているだけですので、ドライブ回路がキチンと動作していれば、ファイナルからの出力もキチンと出る事になります。その為にまずは配線をSP端子の配線を行います。

  

4.ファイナルへの配線準備 
 基板からファイナルトランジスタへの配線の準備です。今のうちに線を引き出していないと後の配線が大変なんので、基板からヒートシンクまでの長さを余分にとって、それぞれ用意します。

ところが、昨日購入して来たハーネスが少し太くて、基板のスルーホールに入りません。
もう時間切れなので、今日はこの辺で・・・・行って来まーす!