クリスキットの基板を使ったパワーアンプの製作 −おまけ−

おはようございます、Tomです。あれ?クリスキットの基板を使用したパワーアンプは昨日で終わったんじゃなかったの?と言われるかもしれませんが、ちょっと気になるところがあったので、おまけで追加しました。

気になる所と言うのは、下記の3点です。

  ① 電源コードを交換していなかった。(後でやると言っていた) 
  ② 徹底したGND強化を実施しておきたい。
  ③ 入力のキャノンコネクタを交換したい。

それでは、今回こそ本当のFinalとなるようにしたいですね。


1.電源コードの交換
本来は、電源の配線をしている時に、電源コードを交換してもよかったのですが、その時は、コードのゴムブッシュが無かった為、機能的には満足するので、後回しにしておりました。しかし、最後はきちんとした電源ケーブルをつけたいと思います。

 1)古い電源ケーブルをはずす
  まず、古い電源ケーブルをはずします。このプラスチックブッシュは、結構硬いです。写真では外側からアクセスしていますが、内側から行い、ラッチをはずしてから抜き取ります。

 2)新しい電源ケーブル
 
 
 3)買ってきたゴムブッシュ
 このブッシュは、電工用で径が大きいので、切って使用します。
 
 
 4)裏側のストッパー
 ストッパーは、結束バンドの大きいものを使用します。

 5)半田付け
 後は配線しておしまい。

2.徹底したGND強化

  先般、フューズが飛んだ時に、電源とドライバの入力部のGNDは強化しましたが、最後に、全てをしっかりとGNDで固める事にします。GNDは必要以上という事は無いと思いますので。

 1)ドライバ基板の出力段のGND
  ドライバの入力は固めましたが、反対側はまだですので、それをシャーシに落とします(あまり効果が無いと思いますが念のため)。

 2)シャーシの板金同士を繋ぐ
  シャーシは、全て浮いている状態は避けたいものです。従ってシャーシ同士をしっかりと平編み線で繋ぎます。


これで、GNDはしっかりと強化されたと思います。GNDは大事です。


3.キャノンのコネクタ交換
 先日、引き出しを見ていたら、新品のキャノンコネクタを見つけました。せっかくですので、これを入力のキャノンと交換しましょう。これなら導通性もいいと思います。

 1)古いキャノンコネクタを取り外す

 2)新しいキャノンコネクタを取り付ける
 

 3)配線とGND強化
 後はもう一度配線します。この時に、GNDの強化も実施します。もうあちこちGNDだらけです。

4.最後の状態
 最後はこのように仕上がりました。昨日と変化が無い様に見えますが、中身は確実に信頼度が向上しています。

【内部】

【概観】

5.現在エージング
現在は、この状態でエージング中です。長時間電源をONしても、このアンプはほとんど暖かくなりません。
今週末は、いよいよタンノイ君に繋ぎます。
楽しみですね。