MICROのプレイヤーの修理 −その1−

こんにちは、Tomです。昨日は、夕方飲み会があり、お酒を飲んだので、今朝は早起きできませんでした。おまけに昨夜10時までは、なんでもないお天気だったのに今朝起きたら、一面銀世界。しかも、6cmくらい積もって、雪もバンバン降っています。これではブログどころではありません。

そこで、今日は、昼休みと夜に分けてブログを書く事にしました。

今回の話題は、MICROのプレイヤーです。昨日で一応自作アンプの記事は終了したので、今度は、先日製作した、クリスキット基板を利用した、イコライザアンプに放って置いたMICROのレコードプレイヤーを接続しました。これで、MCカートリッジ(DL-103)はテクニクス、MMカートリッジ(SHURE V-15TYPE-Ⅲ)は、MICROというように切り替えて使用できるようになりました。

ところが、久しぶりにMICROのプレイヤーを動かしたら、33回転のセッティングなのに78回転くらいの速度で回っているではありませんか?これを見た瞬間、Tomの目はキラリ!☆。早速修理に取り掛かる事に。さて、今回はどの様な展開が待っているのでしょう?

1.コントローラのI/Fを磨く
 急に78回転のスピードになると言う事は、33回転のサーボがうまくかかっていないと言う事。つまりサーボの信号がうまくフィードバックされていないのだと思います。
 コントローラをバラス前に、まずは、コントローラに接続されているI/Fケーブルを疑いました。きっとこれが接触不良を引き起こし、フィードバックが出来ていないのでしょう。

 エレクトロニッククリーナーを使用して、接点を綺麗にしてみました。

【結果】
 しかしながら、結果は芳しくなく、78回転のままでした。非常に残念です。

2.コントローラのバラシ
 I/Fで無いとなると、今度はいよいよコントローラをバラシして、基板を見てゆかなければなりません。

 1)コントローラのバラシかた
   コントローラを見てみるとどこにもネジが見つかりません。ネジが見つからない場合は、大抵ボムブッシュの下に隠れています。このタイプもそうかも知れないと言う事で、足を取り外してみたところ、その下には何もありませんでした。

 2)ゴムのプロテクタを外してみる  
   次に、ゴムで出来たプロテクタを外してみた所、こんな所にネジがありました。
  これで、ケースの解体は可能になりました。

 3)オープンするとこんな感じ
   コントローラを解体すると、こんな感じです。コントローラってこんなに簡単なのか??非常に不安です。

3.対策
 あまりにもシンプルすぎて、なんだかここでコントロールしている様な気がしません。さて、何をどうしようか?
 基板を見ると、なんとハット型のトランジスタです。よっぽど古いんですね。トランジスタを交換するのはやめましょう。

  

 せいぜい、基板の再半田と電解コンデンサ交換が関の山です。まずは、基板を取り外しましょう。

 1)基板の再半田を実施する。
 基板をひっくり返し、基板の半田を取り除き、再半田付を実施します。

 2)基板をクリーニング
 いつものエレクトロニッククリーナーと歯ブラシで、基板を清掃します。

 3)ルーペでチェック
 基板が綺麗になったところで、半田ショートをルーペでチェックします。

4.速度コントロールVRのメンテナンス 
 次に、速度コントロールVRの周辺をメンテナンスします。
 
 1)VR端子の再半田
  VRの端子の再半田付けを実施します。

 2)VRの接点をきれいにする
  VRガリはないと思いますが、折角ですので、VRの中にエレクトロニッククリーナを吹きかけて、VRの接点を綺麗にします。

5.電解コンデンサを交換する。  
  後はどうしようもないので、1個だけの電解コンデンサを交換しました。

【結果】
結果は見えていたが、やはり決め手がないのでやはりダメでした。ターンテーブルは、78回転位の速さで回っています。

果たして、今後は何をするのか?やはり本体に手をかけるべきでしょう。