無線機のFAN交換

おはようございます、Tomです。昨夜、会社を退社する時は雨でしたが、家に到着した時は既にみぞれ混じりの雨となりました。当然今朝は雪の朝です。まだ降り続いています。この所、週末毎に雪が降るタイミングとなり、せっかくの週末が残念な結果となっております。

昨日はPCのFANの静音化を実施しましたが、本日は無線機のFANの静音化の話です。

この無線機は、FT-100と言って、私が開局当時、コンパクトでHFから144MHzまで使用できるオールモードモービル機としてヤエスから鳴り物入りで発売された物です。


こんなにコンパクトでも100W機なので、当然ファイナルを冷やすFANが2個もついているのです。

修理の依頼人は、お友達のゴルフさんです。先日中古で購入したとの事ですが、さすがに発売から15年以上経っており、FANのベアリングがやられたようで、QSO中にFANの音がキュルキュルと煩いそうです。

先日は応急措置として、軸受けにシリコングリスを射してあげましたが、これでは、またそのうちダメになると思い、ゴルフさんには、『そのうちPCショップに行った時についでにFANを購入してあげましょう。』と話をしておりました。

そして、先週PCのFANを購入する時に、下記のFANを購入。これは超低騒音のミニチュアFANで、一個1250円と非常に高価なものですが、空気軸受を使用しているので、かなり長期間持つと思います。

1.無線機のバラシ

 1)早速、無線機をバラします。
 

 2)FANのコネクタを見つけました。

 3)コネクタの比較
  PCのコネクタは、標準化されていますが、これは無線機。当然コネクタは異なります。

 おまけに、PCのFANは3ピンなのに対し、無線機のは2ピンしかありません。白い線はなんでしょう?


 
 NETで調査したところ3ピン目(白の配線)は、回転数のセンサ出力の様です。おそらくPWM制御しているのでしょう。従って、この端子は使用しません。

2.FANの交換
 FANの交換は簡単です。

 1)FANの取り外し 
 

 2)新しいFANのコネクタを切る。
 

 3)古いFANのコネクタを切る。

 4)半田付け

 5)熱収縮チューブで保護

 6)出来上がり

3.配線 
 ハーネスを配置し、結束バンドでハーネスを縛ります。

これで、OKです。