デジタルイコライザの修理

おはようございます、Tomです。昨日は、ググっと春に近づきました。Tomはお昼休みにウォーキングしているのですが、ちょっと汗ばむ感じでした。

さて、本日はBERINGERのデジタルイコライザの修理です。MARANZのネットワークオーディオプレイヤーを購入してから、めっきりBERINGERのサンプリングレートコンバータとデジタルイコライザの使用頻度が落ちました。そうやって使用していないでいたら、DEQ2496の表示が消えてしまいました。幸い音は出るので、表示のバックライトが壊れただけのようです。今回はそれを修理します。DEQ2496の中を見るのは初めてなので、楽しみです。

1.蓋を開ける
 さて、蓋を開けてみました。中を開けると、かなりシンプルです。大きなASICが乗ったメイン基板と、電源、そして表示部のみです。まあ最近はASICで処理しますのでこんなもんなのでしょう。

2.オペレーションパネルのバラシ
 さて、次はオペレーションパネルのバラシです。これが予想以上に大変でした。

 1)まず表示ユニットを切り離す
  まず、表示部のI/Fケーブルを本体から取り外します。でもこのコネクタはボンディングしてあり、これを取り外さないと取り出せません。何とかボンディングを取り除きコネクタを切り離しました。流石PAでの使用も考えてある為、振動対策は万全ですね。


 2)表示基板のビスを外す
  次は、表示基板のビスを取り除きます。これらのネジも全てネジロックされています。なんとか取り外しOK。

 3)基板を抑えているスペーサーを取り除く
   ビスを外しても基板はびくともしません。良く見ると基板の後ろを白いスペーサで押さえ込んであります。しかもこのスペーサもボンディングされています。これを丁寧にはがします。

 4)つまみの下のビスをはずす。
  つまみを取り除くと2本ビスがありました。これも取り外す必要があるようです

4.操作パネルの基板取り外し
  さてスペーサーを取り出しても、基板はうまく取り出せそうにありません。なぜなら、まっすぐ後ろに引き出すためにはこのアングルでは出来ません。

5.引き出せばOK
  どのようにして基板を取り出せば良いのか?押してもだめなら、引いてみな?そうです、引き出せば良かったんですね。基板を上に向けるとスイッチのノブがパネルを下回り、スライドして引き出すことが出来ました。

6.液晶の表示パネルを取り出す。
  液晶の表示パネルを取り出し、バックライトの状況を見る。すると、バックライトはどうやらELであり簡単ではないようです。一度元に戻してみます。

7.一度戻して電源を入れてみる
 取り外したパネルを戻し、接触不良かどうかを確認すると、あっさりと元に戻りました。

8.接点不良を取り除く
 そのまま戻してもいいのですが、それでは接点不良が発生するかもしれません。そこで、接点復活財を塗布し、接点を良くしてから、戻します。

9.ユニットを元に戻し再度確認。

10.修理完了
すべてを組立て、これで完了。