IC-756の修理 ―Final―

おはようございます、Tomです。今朝は昨日からの台風並みの低気圧の関係でまだ突風が吹いています。実は、Tomは今日水戸に出張なんですね〜。まともに行けるのかな?心配です。電車が止まらないといいけど・・・・・。

さて、昨日は、秋月電子のUSB⇔RS-232cのケーブルと会社のお友達のSakaさんからお借りしてきたI-COMケーブルで、IC-756をPCからリモートできることを確認しました。
そこで、今回は、手持ち部品でそれと同じ(RS-232cTTLのレベル変換)ケーブルを製作します。

1.レベル変換回路
 RS-232cTTLにレベル変換をする回路はさまざまで、Tomもネットでいろいろ調べていました。ところが、今回Sakaさんから頂いた情報が最もシンプルでしかも手持ちの部品で製作が可能と言うことですぐに製作を開始したのです。
下記に、さまざまなレベル変換の記事をリンクしましたので自分のスタイルに合ったものをお選びください。

 0)RS-232c I/Fの基礎知識 
  http://www.wdic.org/w/WDIC/RS-232C

 1)最もシンプルな方法(Sakaさん情報)
   http://bcaweb.bai.ne.jp/jn2amd/amd_ci_v.htm
 2)次にシンプルだと思われる方法(ツェナーダイオードトランジスタ使用)
   http://jg3ebb.dip.jp/catkairo.htm

 3)ADM3202を使用した例
   http://www.arakin.dyndns.org/ec_rs232c.php
   http://www.mcr.gr.jp/amcr/rs232-ttl_seisaku.pdf

2.製作のための準備
 製作のための部品を準備します。ケーブルは、先日、秋月から購入した、USB⇔RS-232cケーブルとセットで購入したRS-232cケーブル、先日携帯でのシリアルケーブルを作ろうとして使用したミニジャックのケーブル、カメラのフィルムケース(暫定)、そしてトランジスタ(2SC1815)、ダイオード、抵抗、半端な基板です。
すべて手持ちの部品で製作が可能なようです。やったー、即製作開始ですね。

3.基板の製作
 1)基板の製作
 回路構成は、トランジスタ2個、ダイオード2個、抵抗4本とかなりシンプルなので、30分もあれば間単に出来てしまいます。

 2)基板のカット
 例によって、基板を金鋸でカットします。
 

 3)出来上がり

4.ケーブルの接続

 1)RS-232cケーブルのカット
 まずは、ケーブルをカットして、D-Sub 9pinコネクタのメスの方のみを使用します。


 2)ハーネスはカラーコードでした
 ハーネスはカラーコードになっていました。助かります。

 3)ピンアサインとハーネスの関係を確認
  実際に、テスターでピンアサインを確認すると、茶が1番ではなく、黒の0番が1番ピンに入っていました。事前にチェックしておいて良かったですね。 

5.ケースの加工
 ケースは、暫定ですので、今はあまり見かけなくなった、カメラのフィルムケースです。これはちょうどいい大きさでした。しかもケーブルを通す穴は、手でもカンタンに穴あけが出来ました。これがホントの『ハンドドリル』なんちゃって〜。(笑)

6.ケースにケーブルを通して基板に半田付け
 ケースにRS-232Cケーブルとミニジャックケーブルを通し、基板に半田付けします。

7.回路全体の配線チェック
 回路図を見ながら、基板全体の配線をチェックします。どうやら、間違いは無かったようです。

8.ケーブルの完成
 これでケーブルが完成しました。

9.動作確認
 早速、自作ケーブルの動作確認です。PCとIC-756を接続して、Ham Radio Deluxeを起動します。
結果は大成功!動きました。



これで、IC-756は大丈夫ですね。良かった〜。達成感あり!