FT-726の修理 出戻り編   ―その5―

おはようございます、Tomです。本日は雨降りで、アウトドアの朝練が出来ませんので、久しぶりに修理の記事です。

今日の記事は、2月16日以降すっかり放っておいた、YAESUのFT-726修理です。この故障はTXユニットがNGとなっておりましたが、その原因がなかなか掴めず、もう嫌になってしまったのでした。下記が最終記事でした。

http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20120216

その後、別の方の記事を見ていたら、TXユニットの下記の写真の丸で囲われているボンディングした部分で腐食をしていて故障したという記事を見つけました。

そう言えば、TS-440Vでも同様の腐食でPLLロックが掛からなくなり、大手術をした事を思い出しました。そうとなれば、現在解決策がなくバラバラの状態で置いてあるFT-726ですので、早速修理開始し、この中途半端な状態から脱したいと思いました。

1.GNDのショートバーを外す
 上記の丸で囲った部品を取り外そうと基板をひっくり返したら、ちょうどその裏側にGNDを強化するためのショートバーがハンダ付けされていました。まずはこれを取り除く所から始めます。


2.セラミックコンデンサを取り除く  
  次に一番手前のセラミックコンデンサを取り除きます。写真は既に取り除いた状態ですが、両足についていた、フェライトコアのみが基板に残っています。

3.コアとボンドを取り除く
 コアとボンドを基板から取り除きます。このボンドが経年劣化で部品の足を腐食させるんです。TS-440Vの修理の時は、セラミックコンデンサの脚がポロリと取れました。

4.部品の足を磨く
 


5.作業の繰り返し
 ここらは暫く上記のように部品を取り外す⇒ボンドを取り除く⇒部品の足を磨くか、新しい部品に取り替える⇒元に戻すの繰り返しです。
 次はトランジスタです。

 1)トランジスタを取り外しました。

 2)生死を確認⇒問題なし 

 3)ボンドを取り除く 

 4)足を磨く


とにかく、この繰り返しで、全部で8個の部品を取り除き、すべて部品を確認し、抵抗は新規部品に交換、トランジスタコンデンサは、足を磨いて戻しました。


6.動作確認
さあいよいよ動作確認です。電源ON!PTTをON!・・・・・ダメですね・・・・。

やはり、これは相当大変です。
今週ヤフオクにやっとFT-726のTXユニットが出品されました。でもちょっと高いので、しばらくはウォッチングしておきます。