C5900Dの修理の前のC5200Dの修理― ―その4―

こんにちは、Tomです。皆さん5月のゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?Tomはというと、昨日は、父の命日でしたので、兄弟家族が集まり、みんなで楽しく過ごしました。そして本日は、近所の方の不幸で告別式に参加しました。どうも最近は仏事ごとが集中しています。

さて、その合間をぬってC5200Dの修理に時間を裂きました。C5200DはC5900Dのファイナルに移植をする為のものですが、このC5200D自体もタンタルコンデンサが燃えてしまいレアショート状態でした。そこで本日は、このタンタルコンデンサ電解コンデンサに交換して、ファイナルが無事かどうかを確認します。


1.ひたすらバラす。
タンタルコンデンサを交換するにも基板を取り出さなくてはなんにもなりません。さあ、どんどんバラしましょう!

 

2.コネクタの取り外し
 基板上のビスをすべて取り外しました。結構ありましたね。


そこで次はコネクタを外します。コネクタを良く見ると4Pで同じコネクタ結構ありますので、ケーブルにタグをつけないと判らなくなってしまいますので、例によってタグを付け、ロケーションを紙に書いておきます。

3.こんなん所にもビスが・・・・
さあ、基板上のビスも外したし、コネクタも外しました、いよいよ基板を取り出します。でも、基板はビクともしません。もしかして、このシールドケースの中にもあるんじゃないの?・・・・やっぱりありました。

たった1枚の基板を取り外すのにこんなにビスを取り外しました。サービス泣かせですね。

4.それから、同軸ケーブルもね。
そして、同軸ケーブルも取り外します。

5.本当に基板を取り出す
いろんな場所のビスを取り外したのに、基板はなぜかビクともしません。そうか、もしかして、これはデュアルバンダー機(144MHz/430MHz)なので、2枚の基板同士が直付コネクタでついていることがあったんだ。という事を思い出しました。そこで、今度は力づくで基板を持ち上げます。なんかグラグラしてきましたよ〜。もう一息!やった〜!基板が取り出せました。

6.冷却FANのハーネスの取り外し。
せっかく基板が取り出せたと言うのに、まだハーネスがくっついています。それはFIANLの熱を冷却する冷却FANのハーネスです。なんでこのハーネスはコネクタにしないの?と思ってしまいます。

7.やっと、基板が取り外せました。
これで、やっと基板が取り外せました。やはり、基板の裏側から、裏の430MHzの基板へ直付コネクタが3本も・・・。これではビクともしないわけです。



8.タンタルコンデンサの交換
さあ、いよいよタンタルコンデンサの交換です。

 1)ターゲットのタンタルコンデンサ

 2)取り外すとこんな感じでした。

 3)10μFのタンタルの代わりに電解コンデンサ
タンタルコンデンサを調べてみると、10μF25Vの物でした。現在はそんな部品は有りませんので、電解コンデンサで代用します。

 4)電解コンデンサに交換した状態
 
9.後は、組立します。
 後は組立のみ。ひたすらビスを取り付けます。組立完了です。あんなにビスが有りましたが、すべて取り付け完了。自分でも恐ろしい記憶力だと思います。

10.いよいよ火入れ。
いよいよ火入れです。レアショートがとれ上手く行くでしょうか?電源ON!・・・・・やはりまだレアショートが治らない状況です。



困った〜。最近当たりのないTomです。五月病になりそう〜。