FT-726の修理 ―本当のFinal―

こんにちは、Tomです。今日は週末の土曜日です。最近また草が伸びて来たので、今朝5時から3時間かけて草刈しました。その後、雨が降ってきたので今日はお家でゆっくりです。

1.FT-726の故障、再び・・・。
さて、本日のタイトルを見て、『あれ??ついこの間、FT-726の修理はFinalではなかったの?』と思われた方がいるかもしれません。そうなんです、Tomの家のFT-726は、なかなかTXユニットがいう事を聞いてくれず、先日Kamaさんから頂いた、ジャンクのTXユニットで何とか直ったのでした。TomもこれでFT-726も直りやれやれと思っていたのですが、その後2〜3回、ローカルさんとQSO(交信)していたら、『あれ?なんかピーって聞こえるよ。』とレポートを頂きました。その後、その発信は大きくなり、ついに音声よりも大きくなってしまい、交信が出来ない状態にまで陥りました。



2.原因の想定

 そう言えば、この発信現象、確か10年前にも同じような事がありました。確か、入力のマイクアンプの部分が発信していたと思います。その時にはお友達のKamaさんに修理してもらったのでした。しかし、何故?(?_?)?これは既に直っているはず?
 Kamaさんに電話をして、以前の修理はどこを直したの?と尋ねると、TXユニットの入力のトランジスタ2SC1815を交換したと言うのです。
 TXユニット?そうです。そう言えば今回TXユニットを交換しているんです、だからこのTXユニットでも同じ故障が起きてもおかしくありません。そうと決まったら、早速修理する事にしましょう。


3.TXユニットの取り出し いつものTXユニットを取り出します。もうこの作業を何回やった事でしょう?

いつものTXユニットです。もう見飽きた。

4.回路図での確認
 FT-726の取説にはきちんと回路図が付いています。昔は親切ですね。この回路のMIC入力後の初段と次段のトランジスタ(2SC1815)が怪しいです。Tomは普通の状況で半導体が壊れることは滅多にないと言っていますが、今回の修理は、以前の実績が有りますので、余り脇道にそれず、まずはここを交換してみます。

5.2SC1815GR
 Tomは2SC1815ならいっぱいあります。(えのしまさんのおかげです。)

6.2SC1815GRを2個交換
上が取り外した1815、下がこれから新規に挿入する1815です。交換作業は10分程です。

7.動作確認
 さて、早速動作確認です。2mのアンテナケーブルはあまり長くないのでかなり狭い場所にFT-726を押し込み、SWR計でアンテナ線を中継して接続します。おかげで机の上がぐちゃぐちゃですね。失礼しました。


さて、気になる結果ですが、見事に発信が収まり、綺麗な変調を聞き取る事が出来ました。
今度こそ本当に、我が家のメイン機種になりました。メデタシ、めでたし!\(^o^)/