洗濯機の修理 ―本当のFinal―

こんにちは、Tomです。本日は日曜日。でもあいにくの雨です。本来なら町のソフトボール大会があったはずなのですが、雨で中止となりました。そんな訳で、今朝はのんびり朝食を済ませコーヒーを飲んでいた所、家内が洗濯機の前で、困っている様子。『どうしたの?』と尋ねると、家内は『さっきから脱水でエラーが出て、洗濯が終わらない。』と言いました。

ついに来たか!待ってました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は、この洗濯機(日立の静御前:NW-83N)は、クラッチが壊れ、クラッチとベルトを交換するという修理を行なったのでした。
http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20110409

洗濯機の故障といえば、ベルト、クラッチ、吊り棒という3つに絞り込まれます。これは言わば定期交換部品のようなもので、吊り棒もそのうちダメになるだろうと思い、部品だけは昨年取り寄せてありました。価格は、確か2000円位だったと思います。やっと出番が参りました。今日はお休みで雨降りで何も出来ないので、ちょうどいいタイミング!釣り棒の修理は初めてですが、早速修理しましょう!

1.これが吊り棒です。 
 これが、取り寄せてあった吊り棒です。車で言うなら、サスペンションですね。なんのことはない。棒とスプリングとストッパーの構成です。10年くら使用しているとこのスプリングがヘタって来るのです。

2.上カバーの取り外し
 上カバーは、ネジ4本を取り外すだけで、簡単に取り除く事が出来ます。

 1)手前側
  手前側のビスは、操作パネルのすぐ脇にあり、メクラカバーの下にあります。
  

 2)奥側
  奥側は、やはりメクラカバーの下に有りました。

  

3.水道と風呂汲み取りホースの取り除き
 上カバーを外す前に、水道のホースと、お風呂の残り湯汲み取りホースを取り除きます。当然電源コードもね。

4.上カバーを開く
 上カバーを開きました。上カバーには操作パネルや基板があり、下のモータ迄ハーネスがついているので、上カバーをすっかり外すのは大変なので、この写真は、上カバーを手前に傾けて撮りました。中は十数年のホコリやらサビやら洗濯粉が沢山付着していました。本来なら掃除すべきですが、もう古い洗濯機だし、上カバーが取り外せないので、そのままにします。(汚いねーと言わないで、どの洗濯機も中はこんなもんです。)

5.吊り棒の交換

 1)説明書を読む。
  さあいよいよ交換ですが、その前に吊り棒に付属していたA4ペラの説明書が有りますので、読んでみます。それには、釣り棒は2種類あり、モーター側には黄色の吊り棒を、そして反モーター側には、緑の吊り棒をセットする事と書いてあります。重量バランスを保つためにスプリング強度を変えているんですね。当たり前と言えば当たり前。


 2)吊り棒の取り外し
  吊り棒は、一本ずつ交換しましょう。理由は一本外しても、他の3本が支えているからです。交換方法はとても簡単。針金の部分を上に引っ張りあげ、上部のストッパーを外すだけです。簡単に外せます。グリスが付いているので、軍手かゴム手袋をかけた方がいいかと思います。

 3)グリスの塗布
  吊り棒の上側のストッパー部に付属していたグリスを塗布します。

 4)新しい吊り棒をセットする
  吊り棒のセットは、取り外しの逆をやればいいのですが、洗濯機の隙間はとても暗いので、懐中電灯等で照らしながらの作業が必要です。まずは、一個目の吊り棒交換が終了しました。この作業を4回行えば終了です。

6.動作確認
 吊り棒をすべて交換し、上カバーをセットすれば作業終了。わずか15分程度の作業です。最後は動作確認です。洗濯物を入れてスタート。エラーしなければOKです。


<あとがき>
冒頭でも書きましたが、洗濯機の故障の原因は、ベルト、クラッチ、吊り棒です。メーカーが違っていても、ほぼ同じ故障となります。これらは同じ時期に壊れますので、何かが壊れたら、これらをすべて交換すれば、いいと思います。部品費は全部で7000円程度(ベルト:500円、クラッチ4500円、吊り棒:2000円)です。これを交換すれば、また10年位はかるく持つのでとても意味のある修理と言えます。
みなさんも是非チャレンジしてください。