TOSHIBA Aurex プリメインアンプ SB-420の修理 ―その4―

皆さん、おはようございます。昨日に引き続き、梅雨時ながら今朝もすがすがしいカリフォルニアモーニングですね。こんな日が続いたらきっと気持ちがいいだろうなあ〜と思いつつ早起きしています。

さあ、先週の週末から始まったSB-420の修理ですが、今回で―その4―を迎えました。シリーズが長いということは、なかなか直らないということを意味していて、ちょっと気持ちが萎えて来ます。その気持ちを振り切って今回も頑張ります。

さて、前回までは、コンデンサの交換まで行いました。結果は予測していたものの、やはり決め手では無いようです。次は、メイン基板の再ハンダです。通常の新しい製品の修理と異なるのは、30年もの年月が経過しているので、部品は正常でも、部品と基板との接触不良があちこちに潜んでいるので、思いもよらない場所でトラブルを起こしている可能性があります。従って、基板上の古い半田をすべて取り除き、足を磨き、そしてフレッシュなハンダを投入する事は、とても地味な作業ですが、とても大切な事なんです。
それでは、行ってみましょう!

1.メインアンプと電源基板の再ハンダ
  メインアンプ基板と電源基板は、1枚の基板で構成されています。この基板の端から端までの部品一つ一つに同じ作業を行います。とても地味な作業ですが、これが決め手になる場合もありますので、しっかりとやります。

 1)古い半田を取り除く
 

 2)足をヤスリで磨く
 

 3)新しいハンダを再度投入する。

2.半田面の洗浄作業
 全ての部品の再ハンダが終了したら、今度は、基板面の洗浄です。これも大事なことで、再ハンダ作業をしている時に、半田のカスが足と足の間に入る可能性もあります。それをなくすためには、最後にきちんと洗浄する必要があります。

 1)マジックリンで洗浄
  まず、古いフラックス等も取りたいので、他の基板同様マジックリンで汚れを浮かせます。

 2)エレクトロニッククリーナーで基板を洗浄
 次に、エレクトロニッククリーナーで、基板を洗浄します。

 

 3)ドライヤーで乾燥
 最後は、ドライヤーで基板を乾燥させます。


 
 4)メイン基板はピカピカに!
 これでメインアンプ基板のの洗浄は終了です。半田面はピカピカになりました。


3.さてさて、結果は?
 さて、気になる結果ですが、基板の再ハンダでは、まだ直らないようですね。結構、地味な作業を繰り返した割には、結果が伴わなくてちょっと残念です。早くヒットしたいな〜。次をお楽しみに〜。