おはようございます、Tomです。本日は、那須で会社の無線部の合宿がある日です。嬉しくて4時前に起きてしまいました。まるで修学旅行に行く子供の様です。
でも、その前にSB-420のFinal記事をアップして行きますね。
さて、前回の記事では、SB-420の動作は全て正常になりました。今回はFinalと言う事で最後の仕上げになります。
1.最後の接点復活
次の朝、CDを再生した所、動作は問題ないようです。但し、TREBLEのスイッチとボリュームに少しガリが有るようですので、そこはエレクトロニッククリーナーで洗浄します。
2.配線の仕上げ
エレキの技術者として、配線が汚いのは許せません。そこで結束バンド用いて、配線の仕上げを行いました。
②After
ハーネスタグは、今後の為につけたままです。そして、配線はバッチリ綺麗です。
3.トランスの塗装
トランスは、だいぶ錆びているようです。本格的な塗装はしませんが、マジックで簡単な塗装をしてあげましょう。全体的に黒い部分を綺麗にしてあげると、すごく綺麗に見えるものです。車も一緒です。
4.スイッチのメクラ取り付け
配線が終了したら、今度はフロントパネルのメクラを修復します。
2)固定は、いつものホットメルトで。
5.リアパネルの清掃
リアの接続端子の接点向上も兼ねて、リアパネルの洗浄を行います。
1)リアパネル全体を洗浄
まず、リアパネルの全体をマジックリンで汚れを浮かします。
2)歯ブラシで、パネルとピンジャックのGND側を念入りに清掃します。
3)ピンジャックのプラス側の接点をきれいにする。
ピンジャックのプラス側は、綿棒の綿を少し抜いたものといつものエレクトロニッククリーナーでピカピカにします。
4)最後に接点復活剤を塗布
接点復活剤は最後に、ちょっとだけ『シュッ』と吹きかけます。決して吹き付けすぎないようにしましょう。後ろにあるベーク基板が膨潤し、ふにゃふにゃになります。
6.フロントパネルの仕上げ
1)フロントパネルの洗浄
フロントパネルもマジックリンと歯ブラシで洗浄します。ただ年代物のアンプのシルクは、マジックリンでとれてしまう危険性がありますので、事前に確認する必要があります。
これだけでフロントパネルは、ピカピカに!
2)フロントパネルを本体に取り付け
3)ツマミつまみの類の洗浄
ツマミみ類も同じ方法で綺麗に洗浄します。
7.こんな感じ
1)Front View
ツマミを取り付けるとこんな感じ。
どうです?ピカピカでしょう?
8.カバーの洗浄
最後は、カバーを洗浄します。
9.完成!
カバーを取り付け、完成です!
どうです?まるで新品みたいになるでしょう?年代物のアンプは、ツマミ類が結構しっかりとアルミの削り出しで作ってありますので、とてもカッコイイですね。今のアンプはプラスチックだもんね。
<あとがき>
これで、このアンプの記事は終了です。このアンプは1976年製ですから、今から36年前の製品です。このアンプの記事を見つけました。
http://audio-heritage.jp/AUREX/amp/sb-420.html
今回の修理で後10年、コンデンサをすべて交換すれば、後30年は持つと思います。
末永く大切にお使い下さい。
いや〜っ、やっぱり修理は山登りと一緒で達成感があるなあ〜。これで、清々しい気持ちで那須に出発出来そうです。それでは、行って来まーす。 (^^)/~~~