STANDARD 受令機 の修理

こんばんは、Tomです。今日は全般的に曇で、比較的過ごしやすい日でした。でも朝から草刈をして、10時になった時、突然太陽が勢力を増し、もう少しで熱中症にかかる所でした。

そこで、日中の日差しの強い時は、部屋の片付けをしながら、タンノイ君のスピーカーのエージングです。
部屋の片付けをしていたら、Sugiさんからお借りした、スタンダードの受令機が出てきました。これは、FT-726を修理する時にスペアナ代わりに使用したいと思い、お借りしていたものです。しかしながら、Sugiさん曰く、この受令機は、テンキーが効かなくなった。という事でしたので、部屋の整理を兼ねて修理に取り掛かりました。

1.症状を確認。
 故障の原因を見つけるためには、まず観察が必要です。まずは受令機に電源とアンテナを繋いで、症状を確認する事にしました。
すると、大体の部分は動いていますが、テンキーの1が認識されません。これは明らかにゴム接点の接点不良です。これができないと。2m(144mhz)の周波数がダイレクトに入力できず、非常に使い勝手の悪い受令機になってしまいます。

2.早速バラシ
 さあ、早速バラシましょう。この受令機は、2年ほど前に一度修理しているので、バラシも簡単!すぐに操作部のバラシまでたどり着きました。

 1)操作パネルユニットの取り外し

 2)テンキーのフレキケーブルの取り外し

 3)テンキー基板の取り外し

 4)テンキー基板とゴム接点スイッチのキートップ

3.基板とゴム接点スイッチのキートップの洗浄
さあ、後はいつものエレクトロニッククリーナーでゴム接点スイッチの基板とキートップの接点部分を洗浄します。

 1)基板の洗浄
 


 2)ゴム接点キートップの接点の洗浄

4.ゴム接点スイッチの動作確認
 先ほどの逆の順で組み上げ、まずは動作確認を行います。全て組み上げてから動作確認を行うと、リスクが発生しますので、組み上げ前に実施するのがコツです。
結果は正常です!

5.全てを組み上げ、動作チェック
 そして最後は全ての部品を組み上げ、動作チェックを行います。モジュールの動作はOKでも、組み上げたらおかしくなったなんてことは、多々ありますので、念には念を入れてて最後に電源とアンテナを繋いで、全動作確認です。


結果、受令機としての性能は問題なしでした。久しぶりの短時間修理です。