オデッセイのナビ交換 −その4−

こんばんは、Tomです。昨日は、鎌倉温泉で忘年会でした。この時期の鎌倉温泉は、雪がチラつく事は覚悟しておりました。今朝起きたら、予想通り今年初の雪でした。Tomは流石に、『やっぱりな〜。』と思いましたが、それと同時に、『ここは山だからだよね〜里に降りたら、雪は降っていないよね〜。』と鷹を括っていました。所が、雪はどんどん強くなり、うちに帰るまで、ずーっと降っていました。家に着いたら、こんな感じでした。

今日と明日はナビ交換をしなければならないので、暖かい事を期待しましたが、逆に一番寒い状況に陥りました。9:30に帰宅し、一時間ほど休憩し、早速ナビ交換の作業に入りました。実は、本日はお葬式があり、12:30には出かけなければならないので少しでも作業を前に進める必要があります。

今日の目標は、インパネを取り外し、純正ナビの液晶パネルを取り外し、液晶パネルのケーブルを延長することです。この作業が一番大変なので、今日はここまではやっておきたいものです。
液晶パネルは、このグローブボックスに押込たいと思います。

それでは、行ってみましょう!

1.インパネを取り外す
 まずは、インパネを取り外さなければなりません。これが非常に厄介です。ホンダのインパネはキツイので有名です。でもコレをやらないと全てが始まらないので、やることにします。

インパネを外すために、この様なツールが必要です。ドライバーで凝じると傷が付きますので、内装剥がし用のプラスチックのツールを用います。

1)ハンドルカバーの取り外し
 インパネを取り外すためには、まずハンドルまわりのカバーを取り外さなければなりません。

 ① ハンドルの下カバーのビス(3本)を外す
 

 ② 上下のカバーを割る。
  

2)インパネを取り外す。
 ①まず、インパネ固定ビス(2本)をドライバーで取り外します。

 ②ハンドルのカバーの部分からインパネを剥がす。
  インパネのカバーは、ハンドルカバーを取り外した場所から右側に沿ってカバーを取り外します。

 ③最後の左側が厳しい。
 右側から反時計回りにインパネを取り外しますが、最後に右側が残り、これがまた難しいです。でも根気良くやっていると、なんとかなるもんです。やっとパネルが外れました

2.液晶ディスプレイを取り出す。
 次に液晶ディスプレイを取り出します。
 取り出しは簡単で、4本の固定ビスを取り外すだけです。

 ディスプレイは、意外にも奥行がありました。

 チューナーはパイオニア製でしたが、液晶パネルはアルパイン製のようです

3.液晶パネルの移設場所を探す。
 液晶パネルの移設場所を探します
 1)グローブBOXはNGでした。
 当初のもくろみでは、グローブBOXの場所でしたが、液晶パネルの厚みと意外に大きいので、ここはNGです。

 2)下側のダッシュボードにあてがってみる。
  下側のダッシュボードに取り付けようと試みましたが、ここも高さが合わずNGです。


 3)移設場所をなんとか発見
  ここ迄来た所で、お昼となりました。ご飯を食べた後、暫く何処に移設をするかを考えました。するとダッシュボードに下記の様に格納すれば良いことに気づきました。これで移設場所はOKです。
 

4.液晶パネルのハーネスを延長する。
 液晶パネルの移設先が確定しましたので、いよいよ、液晶パネルのハーネスを延長するという大手術の始まりです。私の見積では、これが一番大変だと思っていたので、今日中に終了したいところです。

 1)延長のハーネスの決定
 約20本のハーネスをダッシュボード迄延長しなければならないので、Tomの手持ちの線材を探しました。すると40ピンのフラットケーブルを見つけました。『これはちょうどいい!』と思いました。なぜなら、このフラットケーブルは、1〜10番迄、カラーコードが付いているので、配線ミスを防止できるし、このフラットケーブルの真線は、少し細いですが、2本1組にして使用すれば、ちょうど40本のハーネスが、20Pのハーネス替わりになります。しかもハーネスの長さは、これまたちょうどいい!神様ありがとう!

 2)手術前の段取り
 手術は、効率良く行わなければなりません。今回の手術は当初圧着端子を使用したいと思ったのですが、意外に線材が細いので、ハンダ付け、熱収縮チューブのカバーという結構面倒な作業となりました。しかも20p(正確には2本配線されていないので18p)分のハンダ付を2ヶ所なので、約40回のハンダ付が必要です。
その効率を良くする為に、段取りは非常に大事です。写真のように、フラットケーブルを10pずつに分割し、同じカラコードで2本づつ撚り、あらかじめ熱収縮チューブを通しておきます。これを2セット(2Pコネクタの上段、下段分)作っておきます。
こうすると、後は手術だけです。

5.手術
 段取りが良ければ、手術はスムーズです。いよいよ手術の開始ですが、今回は、配線ミスを避けるために、フラットケーブルのカラーコードとコネクタの順番を合わせ、しかも一本ずつ『切断⇒線の皮むき⇒ハーネスの撚り⇒ハンダ付』の工程を繰り返しました。しかも、9本のハーネスをコネクタの上段と下段に分けて切断の長さも変えて実施しました。もし、コネクタ部のハーネスを一度に切断してしまったら、配線ミスは増大するでしょう。
『①茶を一杯、②赤い人参、③みかん、④岸恵子、⑤緑子、⑥青二才のロクデナシ、紫しちぶ(なぜかここだけなまっている)・・・・・』と一つ一つ口で唱えながら手術を実施。

6.配線のチェック
 手術が終わりました。次は配線のチェックです。目視とテスターで配線の確認を行いました。

7.熱収縮チューブ取付

 配線の確認後、いよいよ熱収縮チューブを被せ、ハンダゴテで熱を加えて仕上げを行います。

8.最後は絶縁テープで仕上げ
 最後は、一本、一本を絶縁テープでまとめてゆき、仕上げをしました。

9.4Pコネクタの延長
 やっと20Pコネクタの延長手術が終了です。でも、4Pコネクタも有りました。もうフラットケーブルは無いので、こちらは、LANケーブル(8Pのツイストペア)の線材を利用することにしました。こちらも2本ずつ使用して、ちょうど4P分を作成。

10.こちらも完成!

写真からも判ります様に、終了は16:30で辺は暗くなっていました。今日は、お葬式を挟んでの作業でしたが、目標の工程はクリアできましたので大変満足です。