オデッセイのナビ交換 −その5−

こんばんは、Tomです。今朝は寒かったですね〜。昨日は雪が降るし、もう気温は氷点下です。もう12月ですものね。

さて、昨日から実施しているオデッセイのナビ交換ですが、昨日は純正ナビの操作パネルを移設するための延長ケーブルを作ったところで、時間切れになりました。今日はいよいよ楽ナビを取り付けますが、中途半端にしては、家内は車を運転できなくなるので、今日中に取り付けないとNGです。

1.段取り
 そんな訳で、段取りを良くしなければなりませんので、朝6:30に起床し段取りを開始しました。段取りと言っても特別なことではなくハーネスキットの事前接続です。

 1)楽ナビとエーモンの取付キット
  取付キットは各社ありますが、私はエーモンのキットを選びました。


中身はこんな感じ
 

 2)ハーネスキットとナビ本体のハーネスを接続
  スムーズな作業になるために、事前にハーネスキットを接続しておきます。これが朝仕事でした。

 3)ナビ本体
 これが今回取付る、パイオニア楽ナビです。今日初めてオープンしました。

2.延長ケーブルの動作確認
 さて、本日の作業を行う前に、昨日純正ナビの液晶パネルを延長しましたが、その動作を確認します。

3.液晶パネルのプラケットの削除
 液晶パネルは、ダッシュボードに移設しますが、それだけではNGです。この液晶パネルを固定していたブラケットを撤去しなければ、ナビの奥行が確保できません。そこで、まず片方を金ノコで切断します。



その後、切断面を持って、何度も揺さぶり金属疲労を起こさせて、もう一方のブラケットを切断します。

4.延長ケーブルの処理
 延長ケーブルは、奥にあるケーブルの束と一緒に処理をします。
これで、NAVIを入れるスペースが出来ました。

 


そして先ほどのハーネスをダッシュボードの方にはい回します。


5.NAVIを入れてみる。
 確保したスペースが充分か?実際にNAVIを入れて確認します。
どうやら、ちょうど良いみたいです。

6.純正オーディオを取り外す。
 今度は、純正オーディオを取り外し、そこに付いているメインオーディオハーネスを取り出します。


 1)オートマのシフト部分の内装撤去
  純正オーディオが取り付いているオートマのシフトレバー部のパネルを外すために、その下にある、内装カバーを取り外します。

 

 2)シフトレバー部のパネルの撤去
  シフトレバー部のパネルは、上部から取り外すのは、殆ど無理です。先ほど取り外した内装(灰皿部)の裏側から、押し出すようにしてパネルを取り外します。


 
 3)オーディオ部を取り出す
  パネルが外れれば、オーディオを取り出すのは非常に簡単です。M10のボルトを2本外すだけです。

 4)純正オーディオからメインハーネスを取り外す
 NAVIに接続するために、純正オーディオから20Pのメインハーネスを取り外します。
このハーネスは、主にメイン電源、ACC電源、スピーカーなどになります。NAVIのメインハーネスと純正ハーネスの接続キットはあらかじめ接続していたので、ここでは、20Pのコネクタを接続するだけです。(やはり段取りですね〜。)

7.GNDの配線を行う(サイドブレーキ検知のハーネスも処理)
 メインハーネスは、簡単に接続しました。そのたのケーブルが残っていますが、これは配線しながら徐々に接続します。まずは一番大事なGNDの接続です。液晶パネルのブラケットを止めているところに、M10のナットが有りましたので、そこに接続します。その時に、サイドブレーキ検知のラインも一緒にGNDに落とします。こうすると、常時TVが映るようになります。

8.NAVIに接続するハーネスを全て集める。
 GNDに接続したら、NAVIに接続する、メインハーネス、USB、アンテナ、バックモニタ等のハーネスを全てNAVIの設置場所に集めます。

9.NAVIのブラケットを作る
 さて、これからが大変です。NAVIのブラケットを作らなければなりません。しかも、NAVI大きさに対し、取り付け位置はかなり広く、それを調整しつつ、ブラケットの角度も調整しつつ、しかも、インパネのカバーにピッタリフィットさせなければなりません。
最終的には、下記の写真のようになりました。隙間を埋める部材も貼りました。

 それから、NAVIの高さ調整には、このヘンテコな形をしたゴムが非常に有効でした。これはDIYに売っています。

仮止めをしてみると、お〜!なかなかいいではないですか〜?
インパネのカバーは、全部止めません。全部止めるとまた取り外しが大変なので・・・。

10.その他のハーネスのはい廻し
USBは、真ん中のシフトレバー部の内装のしたから、運転席と助手席の間にあるトレイに引き回します。

残るハーネスは、GPSアンテナ、TVアンテナ、車速センサ、バックセンサ、バックモニタです。これらのハーネスは、ダッシュボードの陰の別ハーネスに這わせ、助手席のドア付近に持ってきます。

11.フィルムアンテナの貼り付け
いよいよガラスにフィルムアンテナを貼り付けます。ガラスは事前に中性洗剤やアルコールで脱脂をしましょう。

貼り付けて20分ほどしたら、最後のカバーフィルムをはがします。

そして、GPSアンテナも同じ場所に取り付けます。今はTVアンテナとGPSアンテナはハイブリッドになっているんですね。最初GPSアンテナがついていないのでビックリしました。

2本のアンテナの同軸は、ピラーに沿って這わせます。この車は、ピラーにちゃんとケーブルを保持するフックがついていました。さすがです。

12.車速センサのハーネス接続
車速センサのハーネスは、助手席の下にある純正NAVI本体に入ってきていますので、先日ディーラーから頂いたサービスマニュアルのコピーから車速センサのハーネスを探しました。それに接続。

13.バック信号の接続
バック信号は、テールランプの線と抱き合わせます。これで、バックのランプがついたら信号がONになるわけです。

14.リアカメラのビデオ信号を接続
最後に、先週用意しておいたリアカメラのビデオ信号を接続します。これですべての信号線は接続完了です。

15.スイッチON!
いよいよ動作確認です。バッテリーを接続して、イグニッションキーをONしてエンジンスタート。すると画面にはcarrozzeriaの画面が・・・オー!動きましたね。当たり前といえば当たり前ですが・・・・。

16.走行テスト
 実際に走行してみます。NAVIの動作はOKのようです。テレビもきちんと電波を受信しています。

17.バックモニタの確認
最後にバックモニタの確認を行いましたが、リアカメラが動いていません。

Tomの予感は的中しました。この間、リアカメラの電源は、チューナーから取っていましたが、純正ナビは、トータルシステムとなっているため、純正オーディオのハーネスを取り外し今度のNAVIに配線した事で、チューナーに電源が供給されなくなったのでしょう。
先日残しておいた、、リアカメラのハーネスキットを使うことにしました。
先走ってヤフオクに出品しなくて良かったです。

電源は、先ほどのバック信号部から取り出し、ハーネスキットに接続します。ハーネスキットには、電源を12Vから8Vに落とす三端子レギュレータが内蔵されているので、その8V電源を、リアカメラに接続します。先日も書きましたがこのキットは、オデッセイのコネクタとピン数が合わないため、半田付けです。
きちんと電源を供給すると、下記の様にバックモニタはしっかりと動作するようになりました。

18.内装をすべて元に戻し完成!
内装をすべて元に戻し、夕方16:00に完成。今日も暗くなってしまいました。でも、今日の目標はしっかりとクリア。カミサンも大喜びです。

<あとがき>
今回は、純正ナビという厄介な代物があった為、その移設に結構時間が取られました。そして本日は、NAVI本体の取り付けブラケットを自作して調整をしなければならないところに時間が必要でしたね。これが純正ナビでなければ、取り付け工事は、おそらく2時間でしょうね。今回はハードルが高かった分、達成感も非常に高いですね。楽しい2日間でした。