YAMAHAプリメインアンプ AX-900の修理再び −FINAL−

おはようございます、Tomです。今日は、1月4日。長冬休みも残す所今日を含めてあと4日。段々お正月気分も抜けてきて、身も心も体重も引き締めなければならない時期になりました。今日は、娘が山形に帰るので、一緒に行き、娘の動かいないというプリンターのメンテナンスをしなければなりません。せっかく行くのですから、美味しいものでも食べて来たいと思います。

さて、本日の記事は、年末から実施しているYAMAHAのプリメインアンプAX-900の修理 −FINAL−です。
前回迄のところで、一応音声の不具合は全て解消しました。
しかし、LEDの故障はまだ直っていませんので、今回は、それに注力してみたいと思います。このLEDが直れば、全ての修理が完了です。

1.まず電源を調べる
 まずは、操作パネルに来ている電源を調べます。
 すると、この基基板に来ている電源は、下記の通りとなりました。これでLどうやってEDを光らせようとしているのでしょう?

 1番ピン -54.3V
 2番ピン -58.8V
 3番ピン +16.0V
 4番ピン -16.0V
 5番ピン -10.0V

2.パターンを追いかけて回路を考える
 それでは、いよいよパターンを追いかけて、LED点灯回路を解析します。

解析の結果、下記のことが判りました。

 ① LEDの電源は-54.3Vと-58.8Vを用い、電位差4.5でLEDを点灯させるつもり。
 ② LEDは全てシリーズに接続されており、それぞれのLEDの両端に接続されているSWでLEDの両端のショート回路をオープンさせる仕組みです。つまりセレクトされていない時のスイッチの状態はショート状態で、セレクトされたときは、ノンショート状態となり、LEDの両端に電圧がかかりません。
 なかなか奇妙な回路ですね。

3.再ハンダを行う
 コネクタの始まりから、LEDの先端まで、上記回路に関する回路のハンダを全て取り除き再ハンダを実施しました。

4.回路の導通をテスターで検査
 先ほど起こした回路図に従い、電源の入力から全てのLEDの回路について、テスターを用い導通を確認しました。
結果は、問題なしです。

5.LEDの球切れを調査
 テスターを使用し、全てのLEDの球切れ(珠ではないのでLEDの素子の生死)の確認を行いました。下記の写真のように、全てのLEDに故障はなく、きちんと点灯していることも確認しました。

6.電源を通電して動作を確認する。
実際に電源を通電して動作を確認しました。ところが、LEDは依然として点灯しません。もうTomは何が原因なのか?全然判らなくなりました。出来ることはやり尽くしましたが、結局原因は掴めず、直すことは出来ませんでした。残念です。
仕方ないので、アンプを元に戻す事にしました。仮組み状態でアンプの最終動作を確認しました。
アンプの動作は、全て問題なしです。

7.すべてを組み上げ、終了。
 そこで、すべてを組み上げて、今回の修理は終了させました。

LEDが点灯しないと言う故障は直せませんでしたが、アンプに関する故障の原因は全て解消し、綺麗な音が出るようになりましたので、Tomは大満足です。
休みが明けたら、アンプを先生の所に持って行こうと思います。