カラオケアンプの修理 −その2−

おはようございます、Tomです。昨日は、会社の帰りにゴルフの練習をしてきました。ティーにボールを置き、アイアンショットの練習です。姿勢を起こして体で回す振り方するレッスンをしていたのですが、これによりスイングの軌道が良くなりました。おかげさまで、今までのドライバーでも綺麗に当たるようになりました。

さて、昨日から始まったカラオケアンプの修理ですが、昨日は、マイクの3番の接点不良を中心に見て行きましたが、どうも当たりが有りませんでした。

そこで、今回からは、真面目に信号の流れをきちんと掴み、入力部からきちんと追いかけることにしました。やはり、当てずっぽうはダメですね。さあ、張り切って行ってみましょう!

1.この部分がマイクアンプ
  一番上にある基板がマイクアンプ、ミキシング、トーンアンプ、エコーが載っている基板がこれですが、この中の、写真の部分が、マイクアンプですので、ここを中心にオシロで当たってゆきます。

2.全体の流れを知る
 まず、信号の流れを調べるために、1チャンネル分だけハーネスクランプを外しました。信号の流れは、
 リアのマイクジャック⇒フロントマイクジャック基板⇒マイクアンプ基板⇒外にあるアッテネータ⇒マイクアンプ回路⇒ミキシング回路(ボリューム)⇒おそらくトーン回路という流れになっていることを確認しました。

3.オペアンプのデーターシートを探す
 マイクアンプで音声を増幅しているのは、下記の写真にあるオペアンプNE5532Pです。

 このオペアンプは恐らく4558と同じようなデュアルオペアンプだと思いますが、一応調べます。
 結果、下記の様にピンアサインは4558と同じで、ローノイズオペアンプのようです。

4.オペアンプの出力を確認する。

 入力にマイクを挿し、口笛で信号入れ、オペアンプの出力を確認します。

 ①チャンネル1(マイク1)

 ②チャンネル2

 ③チャンネル3
 
 ④チャンネル4

結果、オペアンプ周りは一応問題ない事を確認しました。
信号の大きさが異なるのは、Tomの口笛の音の大きさ、マイクの角度等で変わるので気にしないでください。なんせ、左手でマイクをもちプローブを当て、そして、その画像を見ながら右手でその画像のいいところをマウスでクリックしストレージしているので結構大変なんです。やっぱり発振器使ったほうがいいかな?
それにしても、音量は違えど、周波数はほぼ一緒ですね。A-440Hzなんちゃって。

5.次段のミキシング回路のパターンを追いかける

 そして、オペアンプの後のミキシング部に移りました。パターンを見るとオペアンプの後は、それぞれのボリュームが入っており、それでミキシングしている様です。
問題のチャンネル3を確認した所、なんとボリュームの入力はきちんと確認できますが、出力が出ていません。ほかのチャンネルはOKです。
どうやら、ボリュームの半田の接触か、ボリューム自体の接触不良ですね。Tomの予測としては、昨日、ボリュームの接点不良は解消しているはずですので、恐らく、半田の接触がNGなのでしょう。

ボリュームの入力

ボリュームの出力


6.再ハンダボリュームを再ハンダしてみます。

結果は、NGでした。
と言う事は、ボリューム自体の問題ということになりますね。原因がはっきりしたので、後は対策です。

今日は時間切れで、ここまでです。
明日をお楽しみに!
それでは、会社に行ってきま〜す。