カラオケアンプの修理 −その3−

おはようございます、Tomです。昨日の朝は、驚異的な寒さで、氷点下16℃迄下がりました。恐らくTomが記憶している中では、一番寒い気温だと思います。昨年は、氷点下12℃が最高だっと思います。今年は寒いようです。

さて、今週始まったカラオケアンプの修理ですが、昨日は、マイクアンプのボリュームがどうやらおかしいという所で、出勤の時間となってしまいました。何せ、朝起きて、修理して、時間が来たらそこまでの記録をブログにアップするというのは、格好しんどい作業です。
でも、今日は土曜日ですので、ゆったりと時間を過ごす事が出来ますね。さあ、今週末は、どの様な展開になるんでしょう?出来るならば、Tomとしては、週末の間に修理を完了したい所です。

1.ボリュームの取り外し
 まずは、問題のマイクアンプ3についているボリュームを取り外します。

2.ボリュームのバラシと接点復活
 次に、ボリュームをバラして、接点をメンテナンスします。

 1)ボリュームのバラシ
 

 接点が見えてきました。

 2)接点復活
 ボリュームの接点側の表面をエレクトロニッククリーナーで洗浄し、接点の高さも揃えます。

 

 3)基板の洗浄
 ボリュームの基板側は、マジックリンと綿棒で洗浄します。


3.確認
 接点を復活したボリュームを組立て、テスターで機能確認を行います。

 

 あれ?全く導通がありません。通常ボリュームの接点不良は、回している間にガリがあり、時々接点不良が起きますが、このボリュームはどの接点も導通がありません。これはかなり重傷ですね。

4.基板と端子の接点の確認

 ボリュームをもう一度バラシ、基板のみで端子間の接点の状態を確認しました。全く導通がありません。つまり、ベースとなる基板と端子間の接点がうまくいっていないのです。
これは、珍しい接点不良です。

5.カッターで基板のレジストを剥がす
 しょうがないので、カッターでパターンの上にあるレジスト(保護膜)を削り取り、そのパターンと端子をハンダ付けしたいと思いました。
ところが、パターの層が非常に薄く、パターンを切ってしまったので、もう、このボリュームは諦めました。

6.部品箱を漁ったら・・・・・・あったー!しかも基板直付けのVRです。
 10kΩAカーブのボリュームなんて手持ちであったかな?しかも、基板直付けのVRなんて普段使わないし・・・・・。と思いましたが、ダメもとでパーツ箱を漁ってみたら・・・・なんと10KΩの基板直付けボリュームが1個ありました。
しかも、大きさも、高さもちょうど良さそうです。
カーブはBカーブですが、まあ仕方ないでしょう!ラッキー!

7.基板に取り付ける
 早速、マイクミキシングアンプ基板にハンダ付けします。
 おおーっつ!ちょうど良いではありませんか。

8.動作を確認する。
 オシロを使用して、VRの入力と出力の信号を確認します。また、実際にスピーカーをつないで、マイクの音声を確認しましたが、OKです。しかも、なぜか、このボリュームを通過すると、信号が綺麗になります。

 1)VRの入力

 2)VRの出力

今日は、ここ迄です。
3つの問題のうち、一つをクリアしました。後は、ライン入力1〜3が出ない事と、音が歪んでいる事です。
今週末に直ると良いですね。お楽しみに〜。