TS-850の修理 −その1−

おはようございます、Tomです。昨日は、午後から雪が降り、とても寒くなりました。でも、みぞれ混じりの雪でしたから、積もらなかったので良かったですよね。そして、昨夜未明から今朝にかけて強風です。

さて、最近は修理する物が無くなってきてしまいました。唯一残っているのは、HFの無線機TS-850です。これは、なかなか踏ん切りがつきませんでした。でも、もう修理するものが無くなったので仕方なく手をつける事にしました。

1.延長ケーブルの準備
 まずは、延長ケーブルの準備をします。いつも使用している延長の同軸ケーブルは、短いのです。小さな無線機なら問題ないのですが、TS-850の様な大き無線機となると、延長ケーブルを使わないと修理が出来ません。

 1)部品の準備 
 まず、部品を準備。物置から5D2Vの同軸ケーブルを探してきました。そして、部品箱からM型の同軸コネクタ2個を準備。

 2)コネクタの取付
  コネクタを取り付けました。

 3)これで準備完了
 これで修理をするための準備が完了しました。

2.故障箇所を確認
 今回の故障は、TS-850のアンテナチューナーです。アンテナチューナーは動いていますが、チューニング箇所を探せず、最後はエラーになります。

 

3.早速バラシ
 それでは、早速バラシに掛かりましょう。

 1)カバーの取り外し

  ①外装カバーのネジを取り外し
  

  ②底辺部のカバーが外れました
  

  ③上部カバーも外れました。
  左奥がアンテナチューナーのユニットです。
  

4.アンテナチューナーの取り出し

 1)アンテナチューナーのカバーの取り外し
  まずは、アンテナチューナーのユニットのカバーを取り外します。
 

 ところが、となりのファイナルユニットが邪魔してカバーが取り外せません。

 2)ファイナルユニットのカバーの取り外し
 アンテナチューナーのカバーが取り外せないので、となりのファイナルユニットのカバーを取り外してみます。

 
中はこんな感じですね。
 

 3)アンテナチューナーのユニットの取り外し
それでも取れる気配がありませんので、ユニット毎取り外す事にしました。
 ①ユニットを固定しているビスを4本取り外します。

 ②コネクタのバラシ
 そしてチューナから出ているコネクタを取り外します。

 
 

 やっと、アンテナチューナーのユニットを取り出す事が出来ました。

5.アンテナチューナのケースのバラシ
 アンテナチューナーを取り出したところで、今度はアンテナチューナーのケースをバラしてみます。果たして中はどの様になっているのでしょう?

 

 1)表はこんな基板
  

 2)裏はこんな感じ
 裏もバラしてもましょう
 

 裏の基板は、接触不良となるところは無い様に思えます。

さあ、TS-850修理がいよいよ始まりました。もう後戻りはできませんね。それでは次回をお楽しみに!