電子レンジの中身はこんな感じ・・・。

こんにちは、Tomです。今日は、朝から寒いですね。時々雪が舞う寒々した天気です。

さて、今日は、昨日壊れたという電子レンジを分解してみましょう!
この電子レンジは、SHARP製の電子オーブンレンジRE-S300というもので、Tomが38歳の時に東京に単身赴任に行く時に購入したものです。既に14年〜15年使用しています。

故障の症状は、スタートボタンを押すと『ブーン』という音がして、ちょっと怖い感じです。そして、食品が温まりません。

さて、中はどん状況になっているのでしょうか?Tomは電子レンジを開けるのは初めてなので、興味津々です。

1.早速バラシ
それでは、早速バラしてみましょう。

2.中はこんな感じです。 
 ビスを数本取り除くと簡単にカバー取り外せました。ジャジャーン!中はこんな感じでいたってシンプルです。ちょっとスカされた感じ。

3.主要部品
 電子レンジの主要部品は、インバータ、トランス、コンデンサ、マグネトロンの4つですね。

 1)これがマグネトロンだ!
 これが高周波(2.45GHz)の電磁波発生装置、マグネトロンです。これで高周波の電磁波を分子にぶつけるんですね。そして、分子が振動して熱となり、食品が暖かくなるんですね。

マグネトロンの保証期間は2年間だそうです。

 

 2)昇圧トランス
 これは、インバータからのドライブ信号を、数千ボルトに昇圧するトランスです。

 3)コンデンサ
 これは、コンデンサです。これが経時で劣化すると、ショート状態になり壊れる様です。

 4)インバーター
 これがインバータ部です。上記のコンデンサがショート状態になると、この奥にあるフューズが飛ぶそうです。
 このフューズを写真に撮り拡大してみましたが、どうやらヒューズは飛んでいない模様です。最もフューズが飛ぶと、ウンともスンとも言わなくなると思われます。

4.故障の原因は?
 さて、現象と内部の部品の状況から判断するとマグネトロンの劣化により壊れたと思われます。

<理由>

 ① ブーンと音がする。(通常の2〜3倍の大きな音)
 ② 食品が温まらない。
 ③ フューズは飛んでいない。
この方の記事は参考になります。

http://blog.livedoor.jp/windows65/

5.対処は?
 さて、それでは対処はどうするかですが、マグネトロンは4000円〜7000円すると書いてあります、まあ平均6000円とします。それにコンデンサも劣化している事を考えると同時に交換しなければなりません。そうなると8000円〜10000円の部品代がかかります。
それプラス、修理時の感電のリスクや、万が一動かなかった場合の投資金額のリスクを考えると、新品を購入したほうが良さそうです。
もう15年も使用しているのですからね。
新しい方がカミサンも喜ぶでしょう!

だって、一番人気の日立の電子オーブンレンジは、なんと21,000円ですからね。これじゃ修理するより良いでしょう?
http://kakaku.com/item/K0000400122/