Fujitsu ワープロの修理 −その6-

おはようございます、Tomです。いよいよ6月に入りましたね。でも、先日は入梅いりましたが、今週はとても天気が良く、暑い日が続きそうです。皆さん、熱中症と紫外線には注意しましょう!

さて、Fujitsuワープロの修理をしておりますが、なかなか手がかりがつかめず、いよいよスイッチングトランジスタの確認をしなければならなくてはならない状態になりました。

このトランジスタを確認しなかった理由は、このトランジスタを確認するためには、トランスが邪魔になるため、ヒートシンク毎取り外さなければならなかったからです。
さて、確認結果はどうなりますか??


1.ヒートシンクのバラシ
 トランジスタを取り出すために、ヒートシンクをバラさなくてはなりません。

 1)トランジスタの切り離し
 ヒートシンクを取り出すために、このヒートシンクに取り付けられた、別のトランジスタ2個の固定ビスをはずします。

 ①トランジスタ

 ②トランジスタ

 2)ヒートシンクを取り外し  
 ヒートシンクを基板に固定している半田を取り除き、基板からヒートシンクを取り出します。

 

3.ヒートシンクからトランジスタを取り外す
 そして、今度はヒートシンクトランジスタを固定しているビスを取り、トランジスタを取り出します。

4.トランジスタをチェック
 このトランジスタは、MOS-FETです。この型番でピン配列を確認し、そしてテスターで確認しました。
結果は、問題なしです。

5.スイッチングトランジスタ近傍の抵抗を確認
 スイッチングトランジスタは問題なし、すると後はフューズ抵抗のようなものか?ふと基板を見ると、絶縁スリーブがかぶっている抵抗らしいものを発見。これか?
これを取り出してみます。

3本の足が出ていて、それをテスターで当たってみると、片方は生きていて、もう片方は同通がありません。これか?

期待を込めて、スリーブをばらして見ると、なんと抵抗が2本ありました、そして足は4本ありました、それぞれの抵抗を測ってみると問題なしです。残念。取り出すときに抵抗の足を折ってしまったようです。

6.近傍のダイオードも点検
 ヒートシンクの下に隠れていて取り出せなかったダイオードも、確認します。

これらも問題なしです。ほとんどの部品を点検しましたが、どれも大きな問題がありません。困りましたね。