Fujitsuワープロの修理  −その7−

こんにちは、Tomです。今日は、久しぶりのゆっくりした週末です。朝、5時に起きて宮城のお友達のSaiさんとスカイプで近況を話しました。その後、午前中はベランダ、トイレ、洗面台、台所、各部屋の掃除と、トイレや台所、そして洗面所のマットを選択しました。

そして、午後は、音楽を聴きながら、ワープロの修理です。さて、今日はどこまで進むでしょうか?

まず、これまでのおさらいをします。前回までは、1次側、2次側の殆どの半導体コンデンサをチェックしました。所が、どの部品もおかしいところは有りませんでした。
チェックが残っているのは、スイッチングをコントロールしている、富士電機のICと、フォトカプラだけです。でも、これらの部品が壊れる確立は非常に小さいと思われます。

どちらにしても、100Vの電源から少しずつ頭の中で回路図を描きながら、オシロであたってみましょう!

1.いきなりヒット!
 電源ケーブルのコネクタから、次はスイッチ・・・・・あれ?スイッチの片方(このスイッチは両切り)の電圧が全く出ません。それも100Vの電源コネクタの部分から次のトロイダルコアに行く間に既に電圧が出ない事が判りました。
 いきなりヒットです!

 1)電源コネクタの入口
   ここでは、きちんと100Vの電圧が出ています。

 2)次の部品の足
  所が次の部品の足で見てみると、電圧がありません。いきなりヒットです。

2.再ハンダしてみる・・・・・するととんでもない事が!
 半田不良か?そこで、再ハンダをしてみました。すると、電源コネクタの根元のパターンがいきなり剥がれました。原因はこれだ!恐らく電源コネクタを何度も外したので、コネクタの足の根元のパターンにかなり負荷がかかりパターンが壊れたのでしょう。

Tomは、こんな事で悩んでいたのか?アプローチの仕方の失敗ですね。
でも、今回の修理の場合、回路図もブロック図も無い状態ですので、部品を当たるのもアプローチ法として悪くは無いのですが、やはり、一次側からひつ一つ確認すべきでした

3.ジャンパ線で補強する
 ランド毎剥がれてしまったので、電源コネクタの足と次のトロイダルコアのリードまで、ジャンパします。

 


4.2次側の電圧を確認する。

 ジャンパした後、1次側のブリッジまでの動作確認を行い、いよいよ、2次側の出力を見てみます。ピンアサインは、回路図が無いため、良く判りませんが、恐らくロジックの5V、GND、そして熱転写プリンタ用のプラス12Vか何かでしょう。

 1)2次側のコネクタの電圧を見る。

 ①+5Vと思われる電圧

 ②+12Vと思われる電圧

 −5Vと思われる電圧

 −12Vと思われる電圧

 

 ⑤そしてGND


 
 なぜ、と思われると書いているかと言うと、各レンジの電圧が合いません。
しかし、スイッチング電源は、確か不可がかからないと、正確な電圧が出てこないはず。


そんな訳で、一応、電源は復活したようです。まずは一安心ですね。
次回は、この電源を、実際にワープロに入れ、2次側に負荷をかけて、電圧が正常にかかるかどうかを確認します。
それでは、お楽しみに!