クリスキットのジャンク基板でP-35TIIを作る。  −その1−

おはようございます、Tomです。大型の台風11号は、まっすぐ北上し、日本海に抜けた為、宮城は今朝から晴れ模様です。今日も雨降りかと思いましたが助かりました。明日は、いよいよ無線のお友達との初ラウンドです。楽しみだな〜。

さて、今日の話題は、最近やっていなかったアンプの製作です。先般ヤフオクで、クリスキットのP-35IIのドライブ基板を格安で落としましたので、これを使ってP-35TIIを作ろうともいます。TというのはTomの頭文字を取って名付けました。
昨日は、台風11号の影響で一日雨降りでしたので、午前中部屋の掃除をして、午後に製作を開始しました。


1.部品はすでに調達済み
 部品は千石通商からすでに調達済みです。今回は、電界コンデンサに初めてオーディオ用の物を使用してみます。トランジスタは、もう手に入らないので、そのまま使用します。生きていればいいのですが・・・・・。


2.電界コンデンサの取り外し
 まずは、背の高い電界コンデンサから取り外します。片面基板なので、取り外しは簡単です。

3.抵抗類の取り外し
 次は抵抗類のアキシャル部品を取り外します。足は曲げてハンダ付けされていますので、パターンを壊さない様に、部品の足を切り取り、取り外しやすくします。

4.ハンダ吸い取りで足毎吸い取り

 トランジスタなどは、普通にハンダを吸い取ることで、簡単に取り外せます。
 部品をすべて取り除いたら、まずは古いハンダをすべて吸い取ります。

 そして、新しいハンダを付けて、さらにまた吸い取り、完全に古いハンダを除去します。



5.基板を洗浄する。
 部品をすべて取り除き、古いハンダも取り除いたら、マジックリンと歯ブラシを使って基板を洗浄します。

 洗浄すると・・・どうです、ほとんど新品の様な輝きですね。

 古い基板と比較すると一目瞭然ですね。

6.端子類はヤスリで酸化膜を取り除く
 端子の古いハンダも取り除き、ダイヤモンドヤスリで古い酸化膜を取り除きます。


7.部品を整理する
 先日購入してきた部品を整理します。この紙は先日購入するときにメモにしていたものです。それに部品を刺してゆきます。意外にこういう段取りが後工程の効率につながるんです。


8.部品をハンダ付け

 さあ、いよいよ新しい部品をハンダ付けします。まずは、背の低い抵抗からハンダ付けしてゆきますね。
 
 1)部品の足の酸化膜を取り除く

  ハンダ付けの前に、部品の足をカッターの刃で軽く削り取り、表面に付いた酸化膜を取り除きます。良い音の為の手間ですので時間を惜しまない様にします。

 2)部品の足はパターンに沿って曲げる
  基板は、片面基板なので通した部品の足は、パターンに沿って曲げ、足を基板に密着させてハンダ付けします。経年劣化による接触不良を出来るだけなくす事と、接触抵抗を出来るだけなくし、良い音に仕上げるための手間です。


9.トランジスタの洗浄とハンダ付け
 先ほども書きましたが、トランジスタは、かなり希少でありなかなか手に入らないので、出来るだけ使い回しをします。それにしてもキャンタイプのトランジスタなんて、結構懐かしいですね。表面は真っ黒で型番が見えないのでマジックリンで洗浄します。

 やっと型番が見えるようになりました。

 先ほどの抵抗同様、カッターの刃で、トランジスタの足の酸化膜を綺麗に取り除きます。(足も真っ黒でした・・・)

10.一枚目の基板の部品取り付け完了!
 その他の部品を同様に取り付け、一枚目の基板の製作が完了です。

 以前の基板と比較するとほとんど新品同様になりました。

 今回のオーディオ用コンデンサは、吉と出るか、凶と出るか微妙ですが、まずは使ってみます。



11.2枚目の基板も完成
 さて、二枚目の基板も同様の手順で、製作完了です。


 先ほど、ヤフオクでスイッチング電源24V8Aの物を1つ1700円で購入しましたので、電源の準備は完了しました。後はヒートシンクと筺体です。昨夜良い物件が1000円で出ていたのですが、最後は5000円になったので、止めました。あくまで筺体にはお金をかけないで作りたいのです。
最悪は、先日頂いたSONYのプリメインアンプの筺体を使用したいと思いますが、ヒートシンクが使いません。これから毎日ヤフオクのウォッチングが必要ですね。