冬休みのアンプ製作  −その1−

新年明けましておめでとうございます。本年もTomのブログをよろしくお願い申し上げます。
さて、天気予報では、大晦日から正月3ヶ日は、天気が悪くなるという事でした。昨夜も季節外れの『冬の稲妻』がありました。
でも、一夜あけてみると、快晴でしかも暖かくて静かなお正月となりました。

さて、Tomは冬休みを利用して、クリスキットのドライヴ基板を利用したパワーアンプの製作をしています。今日は、お正月で時間があるので、−その1−の記事をお送りしたいと思います。

1.シャーシーとなるアンプ

 まず、今回のシャーシーとなるアンプをご紹介しましょう!このアンプは、今年の7月にブログの読者の方から頂いたものです。外側をマジックリンで洗浄したら、フロントパネルのシルクが殆どはがれてしまったのです。当初、アンプのシャーシーは、ヤフオクで古いメインアンプのジャンク品を落札して、活用したいと考えていました。しかし、最近、メインアンプのジャンク品は結構高いので、この頂いたアンプを利用する事にしました。

2.シャーシーをバラす。

 シャーシーのターゲットが決まったら、さっそくバラシ開始です。

 シャーシーのケースの蓋を開けるとこんな感じで、結構高そうな電源が半分以上締めていますね。特に電解コンデンサが特徴的です。それにしても埃だらけですね。

3.基板を取り出す。
 中が見えたら、次は基板を片っ端から取り出します。

 1)側面の基板の取り出し
 ます、簡単にアクセスが出来るシャーシーの右側面にある基板と、その隣の基板を取り外します。


 
 2)メイン基板の取り出し
 次は、メイン基板の取り出しです。これには大きなヒートシンクも一緒についています。このヒートシンクが使用できればいいのですが、Tomが使用するのはTO-3というCANタイプのトランジスタですので、残念ながら使用できません。

4.電源トランスの取り出し
 基板が終わったら、あとは電源トランスを取り出します。しかし、このトランスは、結構しっかりと固定されているので、結構大変でした。

 これで、シャーシーの底面に固定されていた基板やトランスが無くなり、すっきりしました。バラシてみて判ったのですが、なんとこのアンプの底面は一体のアルミダイカストで作らていたんですね。今では考えられません。

5.フロントパネルのバラシ
次は、フロントパネルのバラシです。乗ってきたから、どんどん行くよ〜!

 1)ツマミの取り外し
 まずは、フロントパネルのボリュームなどのつまみや、セレクタースイッチのツマミを取り外します。よく見ると、つまみのほとんどが、アルミの削りだしで、且つ6角のビスなんです。高級な作りです。このツマミだけでも、別に買ったら全部で5000円以上しますね。大切に保管しましょう。

 2)アルミのフロントパネルを取り外す。

 3)フロント操作ユニットをシャーシーから取り外す
 

 4)操作部ユニットから基板を取り外す
  操作部ユニットにはボリュームや基板が固定されていますので、それを取り外します。

 こんなに取れました。

6.リアパネルの基板を取り外す。

 リアパネルの基板は使用するのですが、シャーシーを全てバラして洗浄したいので、まずは、リアパネルの基板も取り外します。

まずは入出力端子基板から取り外します。 

スピーカー端子基板も同様に取り外します。

これで、アンプはすべてバラバラになりました。この続きは、明日レポートしますね。