冬のアンプ製作 −その8−

こんにちは、Tomです。今日は成人の日です。お天気は朝から穏やかで、日差しは温かく、家の中にいると、暖房は要りません。嬉しいですね〜。

さて、昨年末から始まった『冬のアンプ製作』もいよいよ大詰めです。毎日、1時間ほどかけて少しずつ製作しているので、結構長い間楽しめます。

今日は、いよいよパワーtランジスタ周りの配線をして、配線はほぼ終了となりそうです。
どんな感じに仕上がるか?楽しみですね。

1.パワートランジスタへの配線の線材
 まず線材ですが、先日デスクトップPCの電源が故障し、中古のATX電源を購入しました。そこで電源を捨てる際、もったいないのでハーネスだけ取り外しておきました。今回はそれを使用して配線したいと思います。

2.パワートランジスタへの線材引き出し
 これらの線材から、エミッタ用で黄色、ベース用に黒、コレクタ用として赤の線材を使用することに。こうやって色分けすると、配線ミスがなくなりますので、とても便利です。
 パワートランジスタは、4個使用するので、合計12本のハーネスを引き出します。

3.中継コネクタの取り付け
 本当は、直結したいところですが、アイドル電流の調整なども必要なので、途中に中継コネクタを取り付けたいと思います。
中継コネクタは、例によって車の配線用ハーネス中継コネクタです。本当は3Pを4組欲しかったのですが、在庫が無くて3P2個、4P2個を購入しました。

線材は、ヒートシンクとの距離の半分程度でカットします。

カットした線材に、端子を圧着しますが、端子に対し線材が少し細いようですので、念のために一部分半田付けをします。

中継コネクタを取り付けました。

4.パワートランジスタの取り付け
 いよいよパワートランジスタの取り付けです。
 
 1)パワートランジスタ(手持ち) 
 手持ちのTO-3タイプのパワートランジスタは4種類ありました。
 

 これは、今回使用したいと思っているトランジスタで、クリスキットP-35Ⅱで使用しているものと同じものです。

 しかし、このトランジスタは、なかなか手に入らない貴重なものなので、壊したら大変です。そこで、別のトランジスタで、途中まで製作し、最後に本来載せたいトランジスタを使用することにしました。

 2)ヒートシンク
 これは先日ご紹介しましたが、無線のお友達のkamiさんから頂いたもので、非常にぴったりの大きさです。
 

 3)トランジスタのソケット
 これは、TO-3のトランジスタヒートシンクに取り付けるときのソケットです。これもなかなか手に入りません。ヤフオクで8個でなんと2000円もしました。しかも中古です。

 4)取り付けビスや絶縁シート
 ヒートシンクに取り付けるためのビスや絶縁スリーブ、絶縁シートです。これもKamiさんから頂きました。とても嬉しいです。

 5)取り付け
 これらを、ヒートシンクに取り付けます。
  

 6)ビス止め 
  トランジスタをソケットにビス止めします。

 7)絶縁チェック
  最後に、取り付けたトランジスタのコレクタとヒートシンクがショートしていないかを確認します。問題ないようです。

  

5.パワートランジスタへの配線
 さあいよいよ、パワートランジスタへの配線を行います。
 ベース板にヒートシンクと基板を載せ、中継コネクタとの距離のバランスを見て、ハーネスをパワートランジスタコネクタに半田付けを行います。

6.ほぼ完成

 これで、パワーアンプのほとんど配線は終了し、ほぼ完成です。
 後は、ドライブ基板に電源を入れ、動作確認をしながら調整をしてゆきます。
 もうすぐですね。


 でも完成してしまうと、楽しみが終了してしまうので、もう少し楽しみたいですね。