こんばんは、Tomです。今日は午前中穏やかな日でしたが、午後は、風が強く、少し雪まじりになりました。
さて、今日は少し時間を見つけてアンプの製作を行いました。今日の作業は、ドライバ基板の動作確認と温度補償ダイオードの設置です。
1.GNDの設置
まずGNDの設置を行います。GNDは非常に大事なので、菊座を使用し、接触抵抗を低くします。
基板のGNDを接地する。
2.温度補償部分をショートする。
1)パワートランジスタのコネクタをはずす。
まずは、パワートランジスタをいきなり飛ばさないために、パワートランジスタのコネクタをはずします。
2)温度補償ダイオードの端子をショートする。
次にテストをする前に、温度補償ダイオードの端子をショートさせます。
4)SP端子の動作を確認
さあ、電源を入れます。SP端子にオシロのプローブを繋ぎ、電源をON!
これで最初少し電圧が振れ、0Vに向かって補正されればOKです。
5)ドライバートランジスタの発熱を確認する。
一応動作はしているようですが、基板のトランジスタが異常発熱が無いかを確認します。
3.温度補償ダイオードを製作する
1)温度補償ダイオードの代用品
温度補償ダイオードと言っても、トランジスタを使用します。トランジスタは、Tomのお気に入りの2SC1815を使用します。
2)トランジスタをダイオードに変身させる。
さあ、このトランジスタを使用して、ダイオードにします。ダイオードにするためには、コレクタのリードをちょん切り、エミッターとベースのみを使用するのです。
3)このトランジスタを3連にする。
このエミッタとベースをねじり、半田付けして、3連ダイオードにします。
4.ヒートシンクに設置
1)裸部分をホットメルトで絶縁
接合部分やコレクタは、裸なので危険です。そこでホットメルトで絶縁します。
2)ホットメルトを厚く塗る
当初、ホットメルトは絶縁に使用しようと思ったのですが、これを厚く塗ることで、ヒートシンクの隙間と同じくらいになれば、このトランジスタを設置することが出来ます。
3)ヒートシンクにぴったりのサイズで固定
ヒートシンクに仮止めしてみます。なかなかいい感じです。
4)トランジスタにシリコングリスを塗布する
ヒートシンクの熱を効率よくトランジスタに伝えるために、シリコングリスを塗布します。
5)ヒートシンクに設置する
さあいよいよヒートシンクに設置します。ホットメルトの厚みをヒートシンクにぴったりに作ったので、押し込むだけで設置が出来ました。しかも、ホットメルトの樹脂は弾力性があるので、しっかりと取り付けが出来ます。
さあ、明日はいよいよ調整と音だしです。
どんな状況になるか楽しみです。