今晩は、Tomです。今日はこの冬一番の寒さで、雪の心配もありましたが、今朝起きてみると確か最低気温は-4℃で寒い朝でしたが、雪は降らなかったのでホッとしました。明日の朝も寒いようです。
さて、今日の話題は、久しぶりの修理の記事です。昨日の午前中に冷蔵庫の修理をしたのでそれをご紹介します。
Tomの家の冷蔵庫は、18年前に新築した時に購入したものですので、もう18年使用しています。冷蔵庫の機能は未だに問題ないのですが、最近コンプレッサーの『ブーン』という音がものすごく大きくなりました。食卓テーブルでTomが座る位置は、一番冷蔵庫に近い場所にあるので、この50Hzの『ブーン』という音がうるさくてどうしようもありません。
そこで、昨日の午前中、比較的時間があったので、冷蔵庫の異音を直す事にしました。
1.冷蔵を引きだす
1)全面の足の部分のカバーを外す。
冷蔵を移動する前に、前面の足の部分に付いているカバーを取り外します。これで冷蔵を傾けることが出来ます。
2)冷蔵庫を引き出す
冷蔵庫を傾け、冷蔵庫を手前に引き出します。
冷蔵庫を引き出すのは、なんと18年ぶりです。どれだけ汚れているかちょっと心配です。
3)18年溜まった埃にビックリ
冷蔵庫を引き出すと、予想通り18年の埃がしっかりと溜まっていました。吸気口は、ホコリで詰まっていました。
床や壁も埃だらけです。ちょっと恥ずかしいですが、皆さんの家の冷蔵庫の裏も18年も過ぎればこんな感じだと思います。
2.冷蔵庫の裏側をマジックリンで綺麗にする。
冷蔵庫の修理をする前に、冷蔵庫の裏側と、床、壁をマジックリンで綺麗に洗浄します。
結構綺麗になりました。これで修理に身が入りますね。
3.コンプレッサー室を洗浄する。
冷蔵庫の裏側が綺麗になりましたので、今度は、コンプレッサー室を綺麗にします。
1)コンプレッサー室のカバーを開ける
まずは、コンプレッサー室のカバーを開けます。
カバー外れました。中は埃だらけですが、まあ想定以下の汚れです。おそらく吸気の窓が埃で塞がっていた事が幸いしたのでしょう。
2)埃の除去
18年溜まった埃を除去します。
まずは、掃除機で吸い取れる部分は、掃除機で吸い取ります。
掃除機が届かない部分は、歯ブラシで取り除きます。
3)マジックリンで洗浄
埃を除去した後は、マジックリンと歯ブラシで洗浄します。
4)洗浄完了
こんなに綺麗になりました。
4.振動を抑える
ここまで綺麗になりましたので、次は、コンプレッサーの『ブーン』という異音の原因を発見し、それを抑えます。
1)異音の原因を見つける
電源を入れ、コンプレッサーを回します。するとブーンという音がします。コンプレッサーが古くなっていますので、振動がして当たり前なのですが、それでも音がすごいです。音の源を一つ一つ探ってみると、フロンガスのパイプが一番大きく振動していました。
2)パイプを少し変形させる
上記のパイプを少し曲げて振動を少なくするポイントを見つけます。パイプは真鍮製なので、簡単に曲がりますが、あまりに過激に曲げないでくださいね。
3)共振点をずらす
そして、さらにパイプにブチルゴム製の自己融着テープをパイプに巻き、共振点を変え、さらにパイプをシャーシーに固定して、さらに振動を抑えます。
5.コンプレッサーの固定部分を抑える
コンプレッサーの固定部分をよく見ると右側の手前の固定部分のみ、止め金が外れています。この為、振動が大きいのでしょう。でも、その止め金が見つかりません。
そこで、先ほどのブチルゴムのテープを上からかぶせて固定します。
これで、振動対策は完了です!
実際に、電源を入れて、音を確認すると、かなり振動音が低くなっています。
6.床の振動対策
冷蔵庫の振動対策は終了しましたので、今度は床の振動対策です。
1)まずは、床のワックスがけ
床の振動対策を行う前に、先ほど洗浄した床にワックスがけをします。これであと10年間持つでしょう。
2)タイルカーペットを敷く
冷蔵庫の振動を床になるべく伝えない為に、余っていたタイルカーペットを敷きます。
このタイルカーペットのゴムの部分は、かなり制振効果がありますし、カーペット部分でその効果が得られます。
冷蔵庫の後ろ側のカーペット
3)前足カバーを付ける
一番最初に取り外した、前足カバーを取り付けます。
7.最後に仕上げ
最後は、冷蔵庫の前面パネルをマジックリンで洗浄します。
まるで新品の様にピカピカです。
これで、冷蔵庫の異音はかなり軽減されました。
これなら、あと数年は持ちますね