今晩は、Tomです。今日の朝は、曇っていた割に結構暖かな日でした。しかし、夜には急変し吹雪の状態に。明日は大丈夫かな?
さて、今日の話題は、今年製作したアンプの電源フィルターの話です。自作したアンプは、スイッチング電源を使用しています。スイッチング電源は良い物であれば結構効果が出ます。LINNのアンプもスイッチング電源の方が特性が良く、Tomが数年前に製作したクリスキットの基板を使用したアンプも、やはりスイッチング電源の方が音が良かったのです。
ところが今回製作に使用したアンプは、音がイマイチの様な気がします。電源のノイズありそうですし、大音量が入った時の電圧の落ち込みもありそうです。
そこで、2週間前にノイズ除去と電圧変動防止も兼ねて、フィルター基板を製作しました。
1.まずは材料
まずはフィルター基板の材料です。フィルターはπ型フィルターです。
1)π型フィルター用コンデンサ
470μFの電解コンデンサと0.01μFの積層セラミックコンデンサです。これは手持ちの部品です。
2)π型フィルター用コイル
Tomは、ちょうど良いコイルを保有していなかったので、お友達の技師長のTakeさんに相談したら、なんとちょうど良いコイルを保有していました。きちんと値段表も付いていたので、その値段で譲って頂きました。助かった〜!
3)電圧安定用大容量電解コンデンサ
フィルター回路の後は、電圧を安定化させるための大容量の電解コンデンサを用意します。これは秋月の3300μF(または2800μF)×4で100円の電解コンデンサを使用します。これも手持ちの部品です。このコンデンサは安いですね〜。
4)基板
そして、ユニバーサル基板です。これも手持ちの部品です。
しかし、手持ちの部品があると、製作をしてみようという気になるので、やはり重要ですね。
2.基板の切断
基板の切断は、先日アクリル板をカットした時に使用した、アクリルカッターです。今までは金鋸を使用していましたが、カッターの方が簡単ですね。
3.部品のはんだ付け
それでは、さっそく部品のはんだ付けを行います。
1)大容量電解コンデンサのはんだ付け
通常は、背の低い部品からはんだ付けをするのがセオリーですが、今回は大きな電解コンデンサのレイアウトが重要ですので、大きな電解コンデンサからはんだ付けします。
こんな感じです。1電源100円で約10000μFになるのですからかなり安いです。
2)フィルター回路のはんだ付け
フィルター回路は、電解コンデンサ、積層セラミックコンデンサ、コイル、積層セラミックコンデンサ、電解コンデンサの順でπ型に回路を構成します。
4.パターンの配線
部品をハンダ付けしたら、次は配線です。
配線は、中途半端で余っていた電線を使用します。
5.配線完了
6.最後は、入力側にコアを挿入
あとは、コネクタを取り付ければ、完了です。