ビクターのレシーバーの修理 −その2−

こんばんは、Tomです。昨日はとても寒かったのですが、今日は一変。暖かくなりました。良かったですね。これで春も近づきました。

さて、週末から始まったビクターのレシーバーの修理、今日はその2です。
まずは、どの部分が故障なのかを分析します。

前回は、FMの音声をスピーカー出力で確認した結果、左のフロントとリアの出力がNGでした。

今日は、この原因がパワーアンプなのかプリアンプ側なのかを明確にすることから実施します。

1.パワーアンプの入力を調べる。
まずは、パワーアンプの入力を調べます。
なぜか、入力は各チャンネル3系統あります。おそらく、フロントとリアの他に4チャンネルの何らかのコントロール信号があるのでしょうね。

 1)Rチャンネルの入力
  

2)Lチャンネルの入力


 
この結果からは、Lチャンネルの入力が問題だと言うことがわかります。

2.入力の交換実験
 さらに駄目押しでNGだったLチャンネルにRチャンネルのコネクタを指し、入力の交換実験をして、パワーアンプは問題ないことを確認します。

 1)Rチャンネルの入力コネクタを取り外す 

 2)Rチャンネルの入力コネクタをLチャンネルのパワーアンプに差す 

 3)Lチャンネルのスピーカーの出力を確認する。
 交換実験をして、Lチャンネルのスピーカー出力を確認します。

 ①フロント出力

 ②リア出力

結果、Lチャンネルのスピーカー出力は、フロントもリアもきちんと出力が確認できました。
これで、プリアンプ側の出力が問題であることが確定しました。
これで、これからはプリアンプ側を調査することにします。