テクニクス ターンテーブル SL-1200mk3の改造

こんばんは、Tomです。昨日から、急に曇り空になり、肌寒い一日となりました。明日は晴れてほしいものです。

さて、昨日家に帰ってみると、荷物が届いていました。

中を開けてみると、テクニクスターンテーブルSL-1200MK3が入っていました。

これは読者の方が、どうしてもターンテーブルのトルクを上げたいので、改造してほしいと送られて来たものです。
改造内容は、R209という抵抗にパラレルに150KΩの抵抗を取り付けるという内容です。
今朝、早起きをして、さっそく改造します。

1.ターンテーブルをバラす。

それでは、さっそくターンテーブルをばらします。

1)ターンテーブルディスクを取り除く
 まずは、本体からターンテーブルディスクを取り外します。
 テクニクスターンテーブルは、ターンテーブル事態がモーターを兼ねているダイレクトドライブです。

2)基板のカバーを取り除く
 次に、基板をカバーリングしているプラスチックカバーを取り除きます。

3)基板が見えてきました
 カバーを取り外すと基板が見えてきました。

2.トルクの感触を見てみる
 まず、改造する前に、動作の確認と、トルクの感覚を確認します。
 立ち上がりは早いですね、約0.7sec位で正常な回転数になるようです。そして、手でターンテーブルを押さえてトルクの間隔を見てみます。

3.改造箇所を確認する。
依頼では、R209の抵抗に150kΩの抵抗を並列接続し、330kΩを100kΩにする事です。
この場所がR209です。

4.150kΩの抵抗を作る
 Tomは基本的に抵抗と電解コンデンサ、ある程度の半導体の部品のストックはありますが、流石に150kΩぴったりの抵抗はありません。そこで、100kΩと47kΩの抵抗を直列に接続し、約150kΩの抵抗を作ることにしました。

2つの抵抗を直列にして、はんだ付けします。

最後に熱収縮チューブをかぶせて出来上がり!

5.抵抗を並列に取り付ける
 製作した抵抗を、今度はR209に並列接続します。
 R209の抵抗を取り出し、100kΩの抵抗を取り付ければいいのですが、やはり元に戻せる状況を作っておくことも大切であると思い、既存の抵抗に150kΩの抵抗を並列に巻き付け、はんだ付けします。

これで完了です!

6、抵抗を計測してみる
実際にテスターで抵抗を測定すると、101kΩの数値となりました。子rでばっちりですね。


7.動作を確認する
最後に動作確認とトルクの確認をします。動作はOK。そして、トルクも強くなりました。

8.梱包して発送
早速再度梱包し、その方に着払いで発送致しました。
明日には届くと思います。

改造はほぼ10分程度、そして確実にトルクは上がりました。喜んでくれるかな〜?