電源ラインを綺麗にする −Final−

こんばんは、Tomです。昨日から今朝にかけて、冷たい雨が降っていました。でも、日中は曇りのち晴れで、比較的穏やかな日でした。

さて、11月に実施していたオーディオの電源ラインを綺麗にする工事ですが、今回で最後となります。
電源ラインを綺麗にする工事は、大きく分けて3つでした。

 ① オーディオ用専用の接地抵抗10Ωのアースを部屋に引き込みオーディオ機器にアースを取る。
 ② ノイズフィルターを製作し、オーディオの電源全てにノイズフィルターを設ける。
 ③ 壁のコンセントを、PC関連と出来るだけ離す。
 ④ 電源の位相を合わせやすくする。

これらを全て行い、上手くいったかと思いましたが、なぜかしっくりきません。音が丸くなり、切れがありませんでした。
それがはっきりと判ったのが、DSDハイレゾの曲を聴いたときです。
以前とは別物の音になってしまったので、これはまずいと思いました。
若しかして、ノイズフィルターのせいか?と思い、試しにパワーアンプのノイズフィルターを外して見ました。
すると、かなり以前の音に近付きました。やはり、良かれと思って取り付けたノイズフィルターが悪さをしてしまったようです。

そこで、プリ部のノイズフィルターもバイパスしてみる事に。
すると、更に音に切れが出て来ました。(ノイズフィルターの左横に二本あるケーブルが、直に引いたコンセントです。

今日は、部屋の片づけをしながら、ラックからこのノイズフィルターを追い出し、ラックの再整理を行いました。

1.電源コンセントの確保

まずは、ラックの配線を一度外し、その後、一つひとつラックのレイアウトも考えながら、配線をして行きます。

まずは、電源ラインの確保です。きちんと位相を合わせる様に電源プラグに印を付けて、上のコンセントと下のコンセントがぶつからない様にしています。

2.ラックの再レイアウト完了

今回は、久しぶりにDCD-3300の音が聴きたくなって、一番端っこのラックからDCD-3300を引っ張り出して来ました。それから、レコードのイコライザアンプとLINNのプリアンプの間に、べリンガーのデジタルイコライザを入れてみる事に。
最終的にはこんな感じのレイアウトになりました。

3.試聴

いつも聴いている様々な曲を聴いてみます。
すごく音に切れが出て来ました。良かった〜。
でも、アースの効果でちょっと中高音部の音がきつくなって来ましたね。
そこで、久しぶりにサランネットの登場です!
Tomはこれまで、スーパーレッドモニタの箱を手に入れてから、殆どサランネットは使用していませんでした。なんか音がこもってしまう感じがしたからです。サランネット当然フィルター効果もありますので当然ですね。

サランネットを取り付けると、丁度良いバランスになってきましたね〜。
そして、見た目も高級感が出て来ますね。しかし、この箱、只で頂いたのですよ、信じられませんね。

4.ノイズフィルターの行方

さて、取出したノイズフィルターをどうしようか?
折角カッコ良く製作したので、何かに取り付けたいと思いました。どこにしようか?
そう!折角だからPCとその周辺に機器全てに取り付けようと考えました。

オーディオ周りに使用した時には、電源から入ってくるかもしれないノイズをこのフィルターで取り除くために使用したのですが、今度は、このノイズフィルターは、PCやその周辺機器から出るデジタルノイズをこのフィルターでなるべく外に出さないために使用します。
つまり、オーディオになるべく害を与えない様にするのです。
なんと有効利用なのでしょう!

そこで、PC周辺の配線を全て取り除き、こちらも再レイアウトしました。
その結果、なかなか綺麗に纏まりました。

今、最終的な結果を聴きながらこのブログを書いていますが、とてもFourPlayのCDが結構良い感じで鳴っていますね。しばらくは、気持ちよく音楽が楽しめそうです。

今年の大晦日は、この完成したシステムで第九を聴くのが楽しみです。