アイコムオールモード無線機 IC-275Dの修理 −その2ー

こんばんは、Tomです。今日も朝方は寒かったですが、日中はお天気が良かったですね。明日は夕方から天気が崩れ、雪が降るかもしれません。また除雪機の出動かな?

さて、今日はやっと週末の夜を迎えましたので、IC-275の修理を行うことにしました。昨日の調査結果では、マイクアンプ周りとファイナルが怪しいです。まさにインプットとアウトプットがイカレていると思われます。

1.まずは回路図の制作
 修理を開始する前に、まずは昨日ネットから落としたサービスマニュアルの回路図をプリントします。

そして、A4版の回路図を重なる部分でカットし、のりで貼合わせ、大きな回路図を作ります。

メインユニット

PLLユニット

ロジックユニット

2.回路図からマイクアンプの場所を探す
次にフロントユニットの回路図からマイクコネクタを見つけ

そして、そこからメインユニットのマイクアンプ部分の回路を見つけます。

3.フロントパネルをバラす
回路の部分が分かりましたので、早速フロントパネルをばらします。

これで、フロントパネルはずれました。

4.マイク入力の基板を探す
フロントパネルユニットからマイク入力の基板を見つけます。このコネクタです。

このコネクタをたどって、今度はメインユニットのコネクタを見つけます。

このコネクタです。

5.メインユニットへの入力信号を確かめる
先ほどのコネクタの入力信号を確認します。


 
PTTをオンし大きな声でマイクに向かって声を出しても100mVレンジで全く反応がありません。
当然、受信の無線機もPTTでキャリアは受信しますが、音声はNGです。

6.マイク入力基板をの信号を確かめる。
今度は、さらに入力側に遡り、マイク入力基板のコネクタの信号を確認します。

これも反応がありません。

7.マイクをバラシ信号を確認する

そして、ついにマイクをバラし、マイクの根元の信号を確認することにしました。

マイクはダイナミックマイクではなく、コンデンサマイクでした。

バイアス電圧は、きちんと入力されています。

しかし、信号はありません。


マイクなのでしょうかね?
Tomはアイコムの無線機やマイクを保有していないので、ローカル局からマイクをお借りして、交換実験を行いたいと思います。