こんばんは、Tomです。今朝はまだ寒い朝でしたが、日中はだいぶ暖かい日になりました。これからだんだん暖かくなると思います。いよいよ3月になり、春はもうすぐですね。
さて、先日から実施していた東京ハイパワーのリニアアンプの修理は、今日が最終日です。
最終的に、故障個所はプリアンプのガリヒ素のFETだと思いました。
一昨日、会社のお友達のTakeさんにガリヒ素のFETがあるかどうかをお聞きしたら、手持ちがあるというので、譲っていただくことにして、今日それを持ってきていただきました。
1.譲っていただいたFET
これが譲っていただいたガリヒ素のFETです。本来は、MGF-1302という型番ですが、その前型番でMGF-1202というものですが、これでもOKであるということでした。
これらの部品はすでに製造中止になっていて、Webで相場を見たら約1000円でしたので、1000円で譲っていただきました。
2.FETの交換
それでは早速FETを交換します。
1)場所の確認
プリアンプ部のこの部品です。
実機では、この場所になります。
2)FETの取り出し
さっそく、FETを取り出します。
この通り取り出しに成功。
このFETはかなり小さいですね
3)FETの取り付け
このFETは、とても小さいですね。掌に載せてもこんなに小さいです。
これを半田付けします。
3.動作確認
FETを取り付けたので、動作確認をします。
1)ノーマル状態での受信
セッティングを行い、まずはプリアンプの電源OFFの状態で、受信の確認をします。
2)プリアンプをONします。ところが・・・・
次にプリアンプをONして見ます。ところが、スイッチをONすると、逆に受信シグナル強度が小さくなるではありませんか?
これは、プリアンプがきちんと働いていないことを意味します。
4.原因発見
これは、長期戦になるな〜と思い、今日の分の写真を加工してブログを加工していた時です。
ちょうど先ほどの半田付けした部分の写真の加工をしていた時、オレンジ色のリード線の半田付けを忘れていることに気が付きました。
なんかこれっぽいですね。
そこで、そのリード線を半田付けします。
これで直ると良いですね。
5.再度動作確認
それでは、再度セッティングを行い、動作を確認します。
1)プリアンプ電源OFF時
2)プリアンプ電源ON時
次にプリ軟腐の電源をONします。
すると、きちんと受信のシグナル強度が高くなりました。
成功ですね。
6.組み立て
最後は、組み立てです。
組み立ては簡単で、裏ぶたにビス4本を取り付けるだけです。
これで完成です。
Satoさん、修理は成功しましたよ〜。
またこれで、2mのSSBを楽しんでください。