東京ハイパワーのリニアアンプ HL-120Vの修理 −FINALー

こんばんは、Tomです。今朝はまだ寒い朝でしたが、日中はだいぶ暖かい日になりました。これからだんだん暖かくなると思います。いよいよ3月になり、春はもうすぐですね。

さて、先日から実施していた東京ハイパワーのリニアアンプの修理は、今日が最終日です。
最終的に、故障個所はプリアンプのガリヒ素のFETだと思いました。

一昨日、会社のお友達のTakeさんにガリヒ素のFETがあるかどうかをお聞きしたら、手持ちがあるというので、譲っていただくことにして、今日それを持ってきていただきました。

1.譲っていただいたFET

これが譲っていただいたガリヒ素のFETです。本来は、MGF-1302という型番ですが、その前型番でMGF-1202というものですが、これでもOKであるということでした。

これらの部品はすでに製造中止になっていて、Webで相場を見たら約1000円でしたので、1000円で譲っていただきました。

2.FETの交換
それでは早速FETを交換します。

1)場所の確認
プリアンプ部のこの部品です。

実機では、この場所になります。

2)FETの取り出し
さっそく、FETを取り出します。

この通り取り出しに成功。

このFETはかなり小さいですね

3)FETの取り付け
このFETは、とても小さいですね。掌に載せてもこんなに小さいです。

これを半田付けします。

3.動作確認
FETを取り付けたので、動作確認をします。

1)ノーマル状態での受信
セッティングを行い、まずはプリアンプの電源OFFの状態で、受信の確認をします。

2)プリアンプをONします。ところが・・・・

次にプリアンプをONして見ます。ところが、スイッチをONすると、逆に受信シグナル強度が小さくなるではありませんか?
これは、プリアンプがきちんと働いていないことを意味します。

4.原因発見

これは、長期戦になるな〜と思い、今日の分の写真を加工してブログを加工していた時です。
ちょうど先ほどの半田付けした部分の写真の加工をしていた時、オレンジ色のリード線の半田付けを忘れていることに気が付きました。

なんかこれっぽいですね。
そこで、そのリード線を半田付けします。

これで直ると良いですね。

5.再度動作確認

それでは、再度セッティングを行い、動作を確認します。

1)プリアンプ電源OFF時

2)プリアンプ電源ON時

次にプリ軟腐の電源をONします。

すると、きちんと受信のシグナル強度が高くなりました。
成功ですね。

6.組み立て

最後は、組み立てです。
組み立ては簡単で、裏ぶたにビス4本を取り付けるだけです。

これで完成です。

Satoさん、修理は成功しましたよ〜。
またこれで、2mのSSBを楽しんでください。